先週あたまに熱が出まして、体感体温は40度くらいでした。「いや今週は色々と予定があるのでインフルは困る!」と思いながら強引に熱を下げて翌朝にはだいぶ楽になっていました。とはいえまあこのご時勢、「病院で診断してもらったのかね?」と色んな人に言われるのがオチなので一応通院。
受付で熱を測ったら36.3度。やっぱ大丈夫ねと思いながら診察室へ。
問診していくうちに、医者から「インフルの検査しますか?」と質問。なんと、大抵問診で症状を聞けばインフルじゃないかは分かるそう。そして私の場合は熱が一日で下がったのでまあインフルじゃないと思いますよと言われながら、「でもまあせっかく来たし」と思って検査をしたらB型インフルでした。アウチ。
ということで先週はほとんどお休みいただいて、ひたすらアロエヨーグルトを食べながら相棒を流していました。ちなみに強引に熱を下げたいときは、超厚着をして汗かきまくりながら寝れば、大抵朝には熱が下がります。これ経験則。
前置きが長くなりましたが、今回はタイトルにあるとおり、バイト敬語を扱いたいと思います。バイト敬語ということでターゲットが学生と思われるかもしれませんが、少し違います。いつまで経ってもなくならないバイト敬語の誤りについてずうっと考えていまして、「ああこりゃ多分教える社員側に問題があるんじゃないか」という仮説にいたりました。そもそも日本に来たばかりっぽい中国人が「1000円ちょうどお預かりします」と言っているということは、もうこりゃトレーナーが教える際に間違った教え方をしているのでしょう。
ということで、接客業に関わる会社にいる人全てに頭に入れておいてほしい内容です。
レジでの間違った敬語
お会計1200円になります
×「お会計は1200円になります。」
○「お会計は1200円でございます。」
「~です」と同じ意味を込めて「~になります」という人がいますが、そんな意味はありません。
「です」を丁寧に言いたければ「ございます」と言いましょう。
ちょうどなのにお預かり
×「1000円ちょうどお預かりします。」
○「1000円ちょうど頂きます。」「1000円ちょうど頂戴します。」
999円の際に、一旦1000円預かって1円を返すという場合には「お預かり」という表現でOKです。
しかしちょうどの場合は預かるという表現は変です。
~円からお預かり
×「1000円からお預かりします。20円のお返しです。」
○「1000円お預かりします。20円のお返しです。」
この「~円から」ってホント多いです。これが正しい敬語だと思っている人は多数いるんじゃないでしょうか。なんとなく気持ちは分かる気がします。
980円の会計で1000円を預かった際のおつりの計算方法は「1000円から980円を引く」という感じでしょうか。
ただ、クロークでコートを預かってもらう際に「コートからお預かりします」というのは変であるように、預かる物に対して「から」の助詞をつけることはしませんのでお気をつけください。
50円とレシートのお返しです。
×「50円とレシートのお返しです。」
○「50円のお返しと、レシートでございます。」
レシートはお客様に渡すものですが、返すものではありませんので、お釣りと一緒に「お返しです」というのはおかしいです。仮に返品などの際にお客様から一旦レシートを預かってから返す場合はもちろんお返しという表現でOKです。
オーダー・料理を持っていく際の間違った敬語
〜になります
×「蟹のアメリカンソーススパゲティになります。」
○「蟹のアメリカンソーススパゲティをお持ち致しました。」
お会計の際と同様、「なります」はおかしいのでお気をつけ下さい。
よろしかったでしょうか
×「ご注文は以上でよろしかったでしょうか。」
○「ご注文は以上でよろしいでしょうか。」
なぜ過去形なんだ。。。普通によろしいでしょうかと聞きましょう。
〜の方は…
×「サラダの方のドレッシングはどちらになさいますか。」
○「サラダのドレッシングはどちらになさいますか。」
〜の方という言い方を多用する人がいます。〜の方という言い方は、2つある中の一つを指したりする場合に使いますが、そうでない時に使うと不自然です。婉曲表現だと思って使っている人がいますが、おかしいのでやめましょう。
こんなところでしょうか。日本語は難しいですが、正しく使えている人はやっぱりカッコいいですよー。
ところでバイトするなら学生にしかできない仕事をするのもアリです。
長期休暇での住み込みバイト特集