ペットが死んだら、どうぞどうぞ会社を休んでください。

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仕事
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こんなニュースが話題になりました。

「ペットの猫が死んだので会社休みました」なんてアリなの?

アリに決まってんでしょうが!!!

私は自分が可愛がっていたハムスターが死んだとき、「ハムスターが死んだから」という理由で休ませてもらいましたよ。午前中に自宅で葬式して、火葬も行って、思いのほか早く終わったのと気持ちの整理もついたので午後から出社しましたが、周囲は暖かく迎えてくれました。

ちょっと憤りさえ覚えたこの記事に対して私見を述べていきます。

休む理由や優先順位は人それぞれ


休んで良いケースやダメなケースなんていう決まりきった指針は存在しません。例えば家族が事故で亡くなったら、もちろんどの会社でも休ませると思いますが、それは一人ひとりの価値観が一致しているから。だから誰も文句を言わないだけです。

ではペットが死んだときはどうでしょうか。例えばペットを飼っている人ならその悲しみは理解できると思いますが、ペットを飼ったことがない人だと「家族のように可愛がる」ことの意味が分からないかもしれません。 そういう人が上司になると往々にして「ペットが死んだくらいで休むとは何事だ」となるわけです。

ここで大切なことは、人によって休まなくてはいけない理由は違うということです。一緒くたに「Aという理由ならダメ、Bという理由ならしょうがない」と会社側が決めるものではなくて、休む本人が判断すべきこと。

例えば私にとってはGLAYのライブは最優先事項です。GLAYのライブのために休むし、早退も何度もしました。私の中ではGLAYのライブやペットが病気になるということは、他のどの理由よりも優先して休む理由なのです。私にとってGLAYがアホみたいに大事だということを周囲が認識してくれていることも理由だと思いますが、基本的に私の会社は休もうとする人に優しいです。休もうとする人に対して理由によって却下するなどありえません。「有給休暇をどのように使おうが、それは労働者が好きに決めることだ」という当たり前の常識をちゃんと理解している会社です。

有給の理由に関わらず労働者は休むことができる


知らない人が多いのですが、休む理由によって休暇を許可しないということはできません。会社は休暇の理由を労働者に聞くことができますが、これは時季変更権のためです。たとえば同時に2人が休暇を申請してきて、流石に2人がいなくなるとキツイなという場合に、有給休暇の利用目的の重要性、緊急性、優先順位によって休む日をずらしてもらうなどの調整をすることができます。

要は「休むと仕事に大ダメージがある場合、休む日を調整すべき」だということです。

私は超重要な商談と休みが重なったら、仕事を優先させる


冒頭でリンクを貼った記事から一部気になった部分を引用しましょう。

「局アナの最終選考に残ったのに、ペットの不幸を理由に最終面接を辞退する人は絶対いないでしょ! 結局『アリ』は適当に生きている人の答えってこと」(Kenrousojpさん)

極論を持ち込んでAだからB、A’だからBという説得をする場合、AとA’がほぼ同じ条件でなくてはいけません。休暇を取るかどうかの判断に、仕事にダメージがあるかどうかの判断は必要という話をしてきました。局アナの最終選考の日程がずらせないものであるならば、そしてそれが自分にとって死ぬほど大事なものなのであれば、なんとか行ける方法を考えていくかもしれません。遺体だけあずかってもらって、次の日に葬式+火葬をしてくれる業者を探すとか、それによって費用が1万円高くなることを我慢するとか。でもその日の仕事がそんなに忙しいわけではなく、自分が急に休んでも大丈夫と判断したのであれば、休みます。要はAとA’が一致しないんですよ。ゆえにペットを理由に休む人=適当に生きている人という理屈は暴論です。

人によって休む理由は様々。それで良いじゃないですか。

それをサポートできる職場の体制を築いていけるように努力をする方が、休む人を責めたり休むことを悩んだりするよりよっぽどハッピーだと思いませんか。

コメント

  1. rt より:

    一般常識、世間様に合わせるのも大事。

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