スポーツ選手は血の滲むような練習の上で試合に挑む。サラリーマンは?

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サッカー 仕事
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本田直之氏のベストセラーとなった著書に『レバレッジ・リーディング』があります。
この中に「ビジネスパーソンの読書は、スポーツ選手にとっての練習だ」とあります。
そして一流なスポーツ選手ほど、日々のトレーニングを欠かさず、練習で身につけたスキルを実践で用いることで、さらにレベルアップを図る。そしてそれはビジネスの現場でも同様であり、優秀な人ほど日々鍛錬しているのだと書かれています。

サッカー

なるほど!!!!!

ということで、最近は一日一冊ペースで本を読んでいます。
そのうち、このブログでも「読書の中で得た知識」という形での記事が書ければなと思います。同系統の本3冊分くらいのサマリーが読めるというのは、ブログを読んでくださる皆様にとってもメリットがあるのではないかと思います。私はそういうブログがあると非常に嬉しいですし。

まあそれはそれとして、ビジネスをスポーツと同じ土俵で考えると
次のことが言えると思います。

◆我々は毎日死に物狂いで仕事をしているか

例えばプロサッカー選手になるような人は、中学のときに学校内で一番で、高校はサッカーの強い高校つまり上手い人が沢山集まる高校に入り、その中でもトップ層に入ってきたような人です。またプロの世界で活躍し続けるにはその中で成果をあげ続けなければなりません。人生の中で死に物狂いでサッカーに取り組んできているのだと思います。我々の想像もつかないような世界です。
中国の優秀層(⇒後にグローバルで活躍していく人)はほとんど「死に物狂いで勉強して大学に入り、金を稼いで家族を幸せにしたい」という強いパッションがあると聞きます。比較すると、日本人はどちらかというと「大学を卒業するから就職しなきゃ」という程度のモチベーションであるような気がしています。もちろん、全ての人がというわけではありませんが、傾向としてそれくらいの差があると感じる人は多いのではないでしょうか。

◆頑張るだけじゃ全然ダメ

ビジネスの現場では、よく「頑張っているから」という声を聞きます。
彼も頑張っているんだから降格はあんまりじゃ。。。
とか。
スポーツの世界では通用するわけないこんな台詞も、日本のビジネスの世界ではよく聞きます。頑張るだけじゃダメで、どう頑張るかも大事だと思います。成果主義の反対語のように使われるプロセス主義という表現を耳にしますが、ちょっと語弊があります。成果が出なくても頑張っているかどうかを評価するという風に間違って使われていることがよくあります。

成果主義とは基本的には数字がすべてであるという考え方。プロセス主義とは、最終的に数字に表れるかどうかではなく、数字を獲得するまでのプロセスを評価するというものです。(まあ大抵の場合プロセスがよければ数字が出るので、ほぼイコールになりますが)
極端な例でいうと、「最適なプロセスで営業をかけていたのに、最終段階で先方の経営方針が変わった為に案件自体がなくなってしまった」というような、運が悪かったとしかいえないことがあります。こういうケースでも最適なプロセスというところを評価するのがプロセス評価です。逆に「あまりシナリオなどを考えなかったけどパンフレットを持っていったらお客様がとても興味を示して買ってくれた」というケースは成果主義では評価されるかもしれませんが、プロセス主義では評価されません。
お分かりでしょうか? 「毎朝早く来ているから」とか「いつも残業しているから」という軸は成果主義にもプロセス主義にも存在しないのです。どれだけ深く考えたか、どのように最適な手段で最適な仕事をしたかなどが評価されます。
スポーツの世界では成果主義が当たり前であり、ビジネスの世界では会社によって成果主義の場合もプロセス主義の場合もあります。ですが、どちらも頑張るだけじゃダメで、どう頑張るか、どれだけ成果を出せるかということが求められます。

どう頑張るかという点については、冒頭で述べた『レバレッジ・リーディング』の著者である本田直之氏が著した『レバレッジ・シンキング 無限大の成果を生み出す4つの自己投資術』で非常にためになることが書かれていますので、いずれこの本から私が学んだことという形で記事を書こうと思っています。

【最後に】

いまは死に物狂いに働くという、そういう意識になりづらい世の中かもしれません。高度経済成長のころは働くことで日本が元気になっていき、自身や家族の生活も日に日に良くなっていくのが実感できたと聞きます。今年は冷蔵庫、来年はカラーテレビなどと希望に溢れた社会であったとも聞きます。今はどちらかというと平和ボケならぬ豊かボケとでも言いましょうか、子どものころからそんなに苦労せずとも無意識のうちに、豊かなこの国でノホホンと生きてしまっている気がします。
でも時代は変わったのです。中国やインド、ブラジルなどがガンガン経済成長を果たしてきています。我々日本人は今と同じ生活レベルを保ちたいのであれば、今までどおりでは全然足りず、今まで以上に成果を上げるにはどうしたらよいか、日々トレーニングし続ける必要があるのだと思います。

《この記事で紹介している本》

 

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