これは主に内定を獲得してほっとしている人向けの記事です。
「ホッとするのはまだ早い!!」
内定先が決まって、就活に終止符を打つ前にこれだけはやっておいてほしいことがあります。それは「いま、その会社を選んだ理由を明確にノートなどに書いておくこと」です。これをしておかないと、後悔する場面が訪れる可能性があります。
もうこんな会社辞めてやる!!転職しようと思っている人へPart3
こちらで書きましたが、就職して仕事を始めてから「こんなはずじゃなかった」と後悔する人が非常に多いです。就職してから次のようなことで悩む人が多いです。
- 自分はやっぱり人と関わりあう仕事がしたい。
- 大企業は自分には合わないと 思う。
- 今の仕事は本当に自分のやりたいことではない。
こういう理由でする転職を「こんなはずじゃなかった転職」と名づけましたが、これをしないためにも仕事を決めた今、なぜその仕事を選んだのかを明確に何かに書いておくことを強く勧めます。
就活時代にはいろいろな業界から仕事を選んだでしょうし、その業界の中でもその会社に決めた背景には様々に悩んで迷ってがあったのだと思います。就活中はもっとも自分のことを真剣に考えるタイミングの一つですが、実際に就職して環境が変わるとその会社を選んだ理由というものを忘れてしまいがちです。それよりも仕事のなかで遭った辛いことなどが先行して、今の仕事を嫌いになってしまうケースが少なくありません。そうなるとこんなはずじゃなかった転職の一歩手前です。そういう時に、クールに自分が学生時代に「なぜこの会社を選んだのか」を思い出すことができると、冷静に今の自分を見つめなおすことができます。
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人は弱いもので、辛くて逃げたくなったときに「辛いから逃げるために転職する」とはなかなか言いません。意識的な人もいますが多くの人は無意識のうちに「あっちの仕事がしたくなった」とか「この仕事は自分に合っていない」という風に別の理由づけをします。こうなると厄介なんですよ。だってそういう逃げの転職があたかも合理的な正しい判断のもとに行われたように感じるから。
就活時代にその会社に決めた根拠が「成長するために極力厳しい会社に就職しよう」だったとします。でもその辛さに耐えられないからといって「自分は本当はもっと広く社会に貢献する仕事がしたい」といって他の会社に就職しているようなら、次の会社でも同じように別の理由をつけて逃げ出すはずです。ここが厄介なところですが、ちゃんと形にして残しておかないと、学生時代の決心は忘れてしまうものです。
もちろん仕事をしていく中で色々社会が見えてきて価値観や考えが変わることはありますし、それは良いことだと思います。でも学生時代にどういう考えだったかを無視してしまうこととそれは別の話です。常に考えが変わって信念のない人は周囲からも信頼されづらいですし、学生時代にあれだけ悩んだことを無駄にして良いのですか?学生時代の決意と、いま社会を知った上で思うことを見比べることで自分の成長を実感できるというメリットもあります。
(参考:成長を感じたいなら、過去をチラっと振り返ってみる)
ブログをしている人はブログに書いても良いと思いますし、自分の日記などに書いても良いかもしれません。友人とタイムカプセルを作ったりしても面白いかもしれませんね。
ちなみに私は偶然にも入社の前日にmixiの日記で次のような決意を書いていました。
自分に何が出来るかはまだ分からないけど、
やるからには天下無双の大傾奇者になってやろうと思います命賭けなきゃ傾けない
ならば生き華咲かせるさ
これは僕の好きな花の慶次から取った決意の言葉ですが、今でも辛いときにこの決意を思い出して、自分の人生と向き合うようにしています。
冒頭でホッするのはまだ早い!!と書きましたが、結局就活が終わるというのはスタート地点でしかありません。その後の社会人生活を有意義に送っていくために今できるとことを考えておくと良いとおもいますよ。
☆★追記☆★
これを読んでくれたPaKTという団体の統括である松榮 秀士さんより
「一緒にこれも伝えて♪」というメッセージをいただいたので、こちらでご紹介!
内定が出て、のんびりするんじゃなくて
4回生だからできることがある!
自分がいた大学を盛り上げてみる!新しい活動を本気でやってみる!
後々すげー生きてくるからって♪
これは私も同感です。よく大学生は時間を持て余していることが多いです。それをただただ遊びや飲みに消費するよりも、何かに本気で取り組むという体験や、全然違う世界を覗く体験をしておくとその人自身の深みに繋がってきます。日本一周や海外に行ってみるでも良いと思いますし、何か「社会人になったときに誇れるもの」という視点でも良いかもしれません。
松榮 秀士さんとは非常に共感するところがあって、彼の団体であるPaKTが作るイベントに良く参加をさせてもらっています。今度彼とのインタビューなども記事にしてみたいなと感じました。