#ブロガーサミットというイベントに参加してきたんですけどね、その中で私のツイートを取り上げていただきました。
ブログってどうしたらもっと世界に広がっていくのでしょうか。
ブロガーは他の人のブログを良くチェックしているけど、非ブロガーで「ブログをチェックする」という習慣がある人ってまだまだ圧倒的少数。
こんなにブロガーが集まっているので、何か突破口を見つけたいです。#ブロガーサミット— 安東暁史@人事/キャリアコンサルタント(国家資格・ACCN) (@SaaKun) August 24, 2013
すこし残念だったのが、パネラーの人の回答の多くは「書きたい人が書けばよい」というスタンスのものでした。
私がこの問題提起をした背景は、ブログにはマスコミ報道にはないメリットがたくさんあるので、ブログを書いていない人も新聞やニュースを読むようにブログを読むようになれば良いのになというものです。
ブログというものが日本で流行り始めたとき(ちょうど10年前の2003年くらいです)に、「ブログって何?」と聞くと「Web上の日記だよ」という回答が一般的でした。でも今は随分違います。ひとつのメディアと捉えた方がしっくり来るようなブログも多数あって、ブログの面白さを知らないなんてもったいない!!という時代です。
ひとつだけ断っておきますと、今回の記事では多くのブログを取り上げて褒めますが、私のブログ「働くって楽しいぜ!」は棚に上げます。
「働くって楽しいぜ!」を見る限りそんなに良いものとは思えない、的な判断をされると勿体ないからです。
このブログはまだまだですが、世の中のブログはすばらしい!そういうことを伝えたいのです。
◇◆ブログのすばらしさ、メリットとは?◆◇
[1]個人メディアであるので、個人の主観や考えが色濃く反映されている点
ニュースや新聞(以降”報道”)は事実を伝える役割があります。そこに記者の主観が入るよりは事実を的確にありのまま伝えるべきです。ではその報道を受けて我々は何を考えるべきか、どう自分たちの行動に反映させていくべきかを考えたことはありますか。
たとえば最近は毎週のように若者のバカをやっている写真がTwitterなどで炎上していますね。基本的に報道では通り一辺倒の報道の仕方です。
「××店の従業員がバカをやって、運営会社の○○株式会社が謝罪」とか。これを受けて我々はどう考えるべきでしょうか。社会全体で解決した問題として捉えるべきなのか、「バカがバカやってるんだからほっとけ」と自分とは違う世界だと無視するのか、人それぞれでしょう。TwitterやFacebookの書き込みを見ていると「またバカがバカやっている」と非難しているケースが多いです。でももう少し咀嚼して考えてみると
- なぜ急に増えたのだろう
- 我々の時代と何が違うのだろう
- 社会は彼らとどう接していくべきだろう
- 社会側に責任はないのか
- 企業も社会も今後の対策をどうすべきだろう
などとたくさんの疑問や問題点が見えてきます。人それぞれ考えは違うでしょうが、これを聞けるのもブログなのです。
多くのブロガーがこの問題に対して個人の考えをぶつけていました。それを読んでいて「自分はその考えに反対だ」と思うこともあれば「おーなるほどそういう考えもあるのか、待てよ、だとしたらこうも考えられるんじゃないか」とか、「100賛成だ!」となることもあります。そしてブロガーさんたちは文章を書くのが上手なので、自分が漠然と考えていたことを上手にまとめてくれているかもしれません。
以前のエントリーで人の考えを聞いて自分に取り入れることで視野が広がり視点も上がって良いということを書きました。ブログを読むという行為も、さまざまな人の頭の中を盗み見て、自分の中に取り入れ成長するための有効な手段となります。
[2]大人の事情に流されないから、大人の事情で隠された真実も見えてくる
世の中は大人の事情だらけです。報道が大人の事情で「報道すべき内容を隠した」なんてしましたら、これは完全に情報統制です。北朝鮮ですかという感じ。たとえば環境汚染に関するニュースなどはよく規制されます。規制という表現が妥当ではないかもしれませんが、とにかく我々が知るべきだと思われるニュース(特に海外の)が知らされなかったりすることがよくあります。たとえば今日本で起きている魚の大量死などは、実は世界中で起きていてもうヤバイことになっているらしいです。また2013年の夏は歴史的な猛暑でしたが、アメリカでは観測地点の80%以上で「夏の気温の最低気温を更新している」のです。最高気温ではないですよ。つまりアメリカでは歴史的な冷夏なのです。日本だけで見ると「あー温暖化か」と考えてしまいがちですが、世界に目を向けると事情はもっと複雑であることが分かります。(参考:この夏すでに聞こえていた小氷河期の足音 : アメリカのこの夏は記録的な「低温」が圧倒していたことが判明)
◇◆オススメのブログを紹介します◆◇
ここで、私のオススメのブログを紹介します。どれも私がFeedlyを利用して毎日更新をチェックしているブログです。
◇ihayato.書店
ブログを読んでいる人はイケダハヤトさんのihayato.書店はほとんどの人がご存知なのではないでしょうか。
彼はプロブロガーとして、ブログ執筆を生業としています。それだけに毎日3~4の記事を書いていて、必ず一日にひとつはそれぞれの人にヒットする感じで、色々なテーマでブログを書いています。
非常に主観が鋭く、独特だけれども「わかる!」という記事が多く、読む人の心をひきつけます。
◇脱社畜ブログ
名前の通り「脱社畜」をテーマにしたブログです。どちらかというと、精神的に社畜となるんじゃないというスタンスです。
私の「働くって楽しいぜ!」とも結構通ずるところがあり、読んでいて楽しいです。
記事から少しこのブログのテーマを引用します。
第一段階の「精神的脱社畜」についてだが、これは会社を絶対視しない考え方を身につけることだ。
第二段階である「経済的脱社畜」は、これよりさらに進めて、会社に頼らなくてもよいだけの経済的基盤を確立し、実際に会社との雇用関係を打ち切ることを指す。
そして、僕は多くの人は第一段階の「精神的脱社畜」まで実現すればよいと思っている。
この方、記事の内容もさることながら、非常に文章が綺麗で上手です。美しい文章とでもいいましょうか。
そういう視点でもこのブログを楽しんでいただければと思います。
◇In Deep
上で紹介したアメリカは冷夏だったことを教えてくれたのはこのIn Deepというブログです。サブタイトルに”地球最期のニュースと資料”とありますが、環境変化や太陽の異常などの事実情報に始まり、時々「インフルエンザは宇宙から感染する」というようなオカルトめいたことまで書かれていて、読み物としても読み応えがあって非常に面白いです。
特に優れている点が、多分外国語がお達者で、日本語訳されないような海外のニュースをバンバン速報で記事にしてくれているところです。日本にいてはこのブログを読まないと知ることができないことがたくさんあります。
◇◆ブログを読むならRSSリーダー◆◇
最後にブログを読むツールを紹介します。RSSリーダーといって、この記事でも紹介していますがブログ新着情報を受け取れるツールがあります。私はずっとGoogleリーダーを使っていましたが、今はfeedlyがオススメですね。※是非私のブログも追加してみていただければと思います。
多くのブログを読んでいるときに、ひとつずつ「○○ブログは更新されたかな?」とブログを訪れる必要がなく、Feedlyだけみていれば新着情報のみキャッチできます。なんども言っていますが、RSSリーダーの利便性は使ってみないと分かりませんので、是非一度手にとってみてください。
読むだけでなく、書いてみようという方にはこちらの書がオススメです。