社畜よりビフィズス菌になろう!会社を自分の為に利用するという発想

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ブラック企業とか、社畜とかそういう考えの根底にあるのは「利用される存在という意識」だと私は考えています。発想を切り替えて「自分が会社を利用する」と考えることで、受身のネガティブな考えからアクティブでポジティブな考えができるようになります。

よくよく考えてみると、会社を利用するという考え自体はごく当たり前なものです。企業戦士達は、学業を終えて次の人生を考えたときに「起業するでもなく、公務員になって国や地域のために頑張るでもなく、会社に入って会社で働きながら給与をもらおう」という選択をしているのです。このときに既に「会社を自分の人生のために利用する」という発想が(少なくとも潜在的には)あったはずです。もし今その考えを忘れているなら考え直したほうが良いです。

会社を利用するとはつまりどういうことか?

具体的な例があったほうが分かりやすいと思いますので、「会社を利用する」の事例をいくつかピックアップしてみたいと思います。現実味を持たせるため、わたしがコレまでしてきた会社の利用を紹介します。

◇Excelスキルを上達させた。

入社直後に「Excelのことならなんでも聞いてください!」と大見得を切りました。それは自分にやってくるExcelの質問や依頼を増やして、さらにスキルを高めるためでした。結果的に、小さなところではvlookup関数やマクロの使い方を教えたり、「こういうことできないの?」という質問は色々な人からいただくようになりました。VBAで数万行ソースを書かないといけないような大きな依頼も4度ほどありました。もちろん分からない時もありますが、頼りにされているのだから調べてなんとか対応したくなるのが人情です。結果的にたくさんの案件をこなすうちに私のExcelスキルは入社当時に比べて格段に上がりました。

資格は持っていませんが、世界Excel利用者の上位1%には入るのではないかと自負しています

◇人前で話すスキルを身につけた。

入社後の研修中、よく質問したり前にでてしゃべる同期社員を見て、「あー、俺はあんな風に人前で喋れないな。変なこと言ったら笑われそうだし、噛んだら嫌だし、何より何を質問したら良いのかわからないし。」とか本気で思っていました。グループワークの発表も、絶対に自分が当たらないように逃げていました。

もこれじゃいけない!」きっかけは忘れましたがそんな風に考え、配属後にはがらりと行動が変わりました。まず週に一度のMTGでは「かならず毎回ひとつは質問をする」ことを自分に義務付けました。始めは「つまりそれは何がききたいの?」と言われる程わたしの質問がトンチンカンだったこともありましたが、1ヶ月もすればそんなこともなくなりました。
私はこの施策によって質問力を身に付け、瞬時に自分の考えをまとめて質問文を作る能力を得、人前で話すことも全然苦にならない(というか慣れてしまえば何にビビッていたのだろう?と思うほど)ようになりました。その後もたくさんのお客様の前で行うセミナーで話をするなど、人前で話す仕事に積極的に取り組みました。

今では「安東ってみんなの前で話すのがスゴイ上手だよな」とまで言われるようになりました。ありがたい話でございます。

癌細胞になってはいけない。ビフィズス菌になれ!

ビフィズス菌は腸内細菌と呼ばれ、ヒトを始めとした全ての動物の体内に住んでいるそうです。ビフィズス菌の働きにもあるように、ヒトの腸内に住んで、ヒトにとって良い働きをしてくれます。ビフィズス菌はヒトの腸内に住みついていますが、ヒトにとってもありがたいという関係の場合は寄生という言葉を使わずに共生という言葉を使います。反対に癌細胞のように、ヒトにとって害でしかない場合は、寄生といいます。

私は会社と社員の関係は共生関係であるべきだと思っています。

上に書いた事例では、

安東がスキルを習得した ⇒ そのスキルが業務で役に立った ⇒ 経験値が増えてさらにスキルが身についた ⇒ そのスキルが・・・
とお互いにとってメリットのあるループが生まれました。これが共生関係です。こういう利用なら誰からお咎めがあるでしょう。

害だけを与える癌細胞のような社員は治療されても仕方のないことです。ビフィズス菌のように会社にメリットを与えてくれる人なら、会社はもっと欲しいのです。

交通費を水増し請求(⇒これは業務上横領)したり、早く切り上げずに残業代請求したりするのはもう完全に寄生しています。会社にとっては迷惑な存在です。まあ出張で海外を飛びまくって貯まったマイルを自分で使うくらいなら、誰も損をしないから良い気はしますが。(勝手に還元されたものですし)

私が考える会社との共生の理想は次のようなモデルです。

  • A:会社が負担するもの(給与+什器や貸与物などを含めた人権費)
  • B:安東の貢献量(売り上げ、業務改善、後輩の教育など)
  • このAとBにおいて、つねにBが勝っている状態

だから会社は安心して私に給与を払ってくれるのです。私はA内の給与をもらいつつ、自分のスキルアップや成長を得られるのです。素晴らしい関係性じゃないですか。

よく研修期間中のことを「お金をもらいながら勉強させてもらう」と表現しているケースがありますが、私に言わせれば無担保の借金期間ですね。後でBの貢献で徐々に返す必要があると思いますよ。

利用させてもらっている感謝の気持ちを込めて、給与以上に貢献すれば良いのです。それが会社と社員の共生関係というものだと思います。

P.S.
菌で思い出しましたが、ウチで買っているハムスターは名前を「かもす」と言いまして(由来の説明はかもすHPに預けますが)彼女と私も持ちつ持たれつな良い関係を築けています。ときどき逃げ出したくなるようですが、逃げちゃダメだです。

【リアルな脱走】キンクマは案外力持ち

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