昨日、同じ部署に他社からの転職入社で新しい仲間が増えました。その方が自己紹介でこのようなことを言っていました。
仕事が楽しいと人生が楽しい。
仕事=志してあたる事(志事)を胸に、前職では仕事に取り組んできた。
おー!!w なんとも気が合いそうです!!そしてこの「志事:志してあたる事」という言葉、非常にステキでステキでわくわくしました。
ポジティブに仕事に取り組むべし
ちょっと前にvingowで配信されてきたこの記事、“仕事はお金のために我慢してやるもの” という先入観を捨てよう。タイトルに僕の胸は突き刺さりました。プア充とかアホなこと言うな。どうしたら楽しく働けるかを考えよう。でも書いた様に、仕事というものを生活のために仕方なく行う辛いものという価値観であるかぎり、人生の半分くらいは損しているのではないかと思います。
だって一日8時間は仕事をしているのでしょう。8時間寝るとして起きている時間は16時間。そのうちの半分がつまらないことを我慢しているって、そんな人生苦痛でしかありません。
ポジティブに仕事に取り組むと、自分にとって仕事の時間が有意義なものとなります。仕事の中で強く喜びややりがいを感じることができるようになり、「あー仕事って楽しいな」と思えるようになります。
また、より良い仕事をするために通勤時間にビジネス書を読んだり、日々のニュースから得る情報も「どう自分の仕事に役立てよう」と考えることができるようになります。
こうなると相乗効果が生まれます。さらに仕事が出来るようになるので仕事に対してポジティブになり、仕事での成果も出るので給与も上がって家族の暮らしも豊かになるでしょう。
ポジティブに取り組むためにすべきこと
自分自身がポジティブに取り組める仕事に就いた方が良いでしょう。就活中の人や、転職が出来る人はこの点を1つ考慮に入れると良いと思います。仕事は金を得るための手段であることは事実ですが、それ以上のものも得られるのです。というかそもそも仕事でお金を得られるという状態は「就職したから給料がもらえる」のではなく「バリューを出したからそれに見合った報酬が支払われる」であると認識すべきです。(参考:何の為に働く?ナゼ働く?あなたにとって働くってナニ? )
自分が望んでバリュー(価値)を出せる仕事を選ぶことは仕事選びにおいて考えなければならない基準の1つだと言えます。
今の仕事をなかなか離れることができないケースも、もちろんあるでしょう。ではその時にどうしたらポジティブに取り組めるのか。これは人によって方法に違いはあるでしょうが、私がお勧めしたいのは次の方法です。
- 今一度、自分の仕事が果たす役割を考えてみる
- それを他人に自分の言葉で伝えてみる
日々の仕事に追われていると、自分の仕事が果たす役割というのは中々見えづらくなるものです。でもあなたがしている仕事には大きな役割があって、それがあるから助かっている人がいるはずです。例えばお客様に直接喜ばれる立場の人はそれを感じやすいでしょう。間接部門の人であっても自分の業務によって助かっている人がいて、その人が会社の売上に貢献しているでしょう。
会社の売上があがるということは少なくとも自社にとっては良いことですが、お客様にとっても良いことです。だって自社はお客様にとってメリットのあるものを売っているわけでしょう。それを買ってくれたことは自社にとってもお客様にとってもハッピーであるはずです。
そしてそれを自分の言葉で誰かに話してみてください。ポイントは「あまりあなたの仕事を知らない人に話してみる」ということです。同窓会などで学生時代の友人と会った時や、親戚同士の集まり、異業種交流会などに足を運ぶのも手です。自社のことを知らない人に、自分がその会社で何をしていて、それはどういう貢献をしているのかを自分の言葉で話すということをしているうちに、自分の仕事に対する主体性が必ず湧いてきます。
ちなみに私は自分の仕事の意味が分からなくなった時には
- よく行く飲み屋のマスターに話し相手になってもらう
- 違う部署の同期を捕まえて飲みに行く
- 学生時代の友達と飲みに行く
- なんでも話せる上司とサシで飲みに行く
のようなセーフティネットがあります。あまりそういう事態になることは多くありませんが、まあそういう時に一刻もはやくモチベーションを回復するために行っています。
たいてい話をしていると「そうだよな!うちの会社のビジネスってホント世の中のためになっているよな」と感じて、それまで以上にやりがいを感じながら仕事に取り組めるようになります。
最後に
ただしこの方法が有効であるには1つ条件があります!
それはそのビジネスやあなたがしている仕事が、本当に素晴らしいものであることです。
自分の仕事に疑問を持つ、志を向けられないというフェーズは定期的に来るように思えます。どんなに長く続いているカップルも夫婦も、時には相手に不満を感じたり「この人じゃないのかも」と感じながら「いや、やっぱり俺にはこいつしかいねえ!!」と雨降って地が固まることを繰り返してきているかと思います。
自分自身がその仕事を愛せないならその時点でやはり転職を考えてみるべきだと思います。それまでのキャリアがある分、慣性の法則で辛いかも知れませんが、そのままの関係を続けてもお互い不幸になる可能性が高いです。
考えなおしてみて、特に仕事の場合は客観的に見つめなおしてみて、良いと思えなかったらそれ以上その仕事を続けるのは辛いです。反対に例えば「確かに今はまだつらいけど、この会社が実現しようとしている未来は素晴らしいものであるから成し遂げないと」と思えるのならば、その会社に留まる意味は大いにあるでしょうし、志を持って(思い出して)主体的に取り組めるようになるはずです。