何の為に働く?ナゼ働く?あなたにとって働くってナニ?

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私の答えは「武士はなぜ戦うのか?武士だからだ!」に集約されます。

 

おそらく誰もが一度は考えたことがあると思います。
「働くってなんだろう?」
皆さんはこういった問いに、自分の言葉で答えることができるでしょうか。なんだか哲学的に見えるこの問いですが、今回はこれについて私なりの解釈をまとめてみたいと思います。働くことについてモヤっとしている人や働きたくないと思っている人には、何かポジティブなヒントになるかもしれません。既に答えを持っている人や、働くについてポジティブな人にとっても「そういう風に考える人がいるのか」という気づきになるかもしれません。

 

【野性動物は「働きたくない」なんて思わない】

私は次のように考えています。私たち人間が生きているこの世界は、何もしないでも幸せに生きられるようなユートピアではありません。もともとは食べるものを自分で見つけないと餓死する、着るものを自分で作らないと寒さで凍える、住むところを自分で作らないと雨風にさらされるような世界でした。自給自足の世界です。それは野生動物となんら違いがなかったことでしょう。
そこから魚をとるのが上手な人は、みんなの分の魚をとる代わりにに服を作るのが上手な人に服をもらい、家を建てるのが得意な人に家を建ててもらいました。分業が広がり、今では世界中の人が互いに支えあいながら、日々の暮らしを送っています。
そういう社会を形成していない野生動物は、住むところは自分で探し、食べるものは自分で獲ります。生きていくために必要だからです。彼らにとって働くとは、生きる行為そのものなのだと思います。

【私たちは資本主義社会という戦国時代に生きている】

資本主義社会に生きているのだから、その中で濃く楽しもう!これが私の思いです。
戦国時代に武士として生まれていたら、「おれは武士(もののふ)だ!」と誇りに感じながら戦に出向いたと思います。与えられた境遇の中で、最大限自分が幸せに生きるにはどうしたら良いかを考えています。

バリバリ仕事をして、世の中に対して価値を生み出すこと = 資本主義社会で濃く生きること(=幸せ)と考えています。
濃く生きる=幸せという図式については【66+34+(-53)+(-47)=0 ?? いえいえ、答えは200なんです。】で詳しく述べています。

つまり野生のライオンが狩りをすること=自然界で生きていくことと同じです。
語弊があるといけないので断っておくと、仕事しかしないわけではないです。私を知っている人は「君ほどプライベートを充実させている人はいないんじゃないか」とまで言ってくれる人もいます。≪効率良く高い成果を生み出し、遊ぶ時はとことん遊ぶ≫総合的にはこんな感じを目指しています。

話が少しそれましたが、働いて価値を生み出すことが生きていくために重要だと述べました。
その中で上司が面倒くさいとか、朝起きるのが辛いとか、仕事量が多すぎて辛いとか、そんな小さなことは気にしません。スキーやスノーボードを楽しむ人は多いと思いますが、寒いのが辛いとか、ウェアの洗濯がめんどくさいとか、その手の小さな問題だと思っています。

【サラリーマンである必要はない】

この社会で幸せに生きていくためには、自分自身が社会に対して価値を生み出すことが重要ということは何度も述べたとおりです。自分自身でとは、起業するとか独立するとかいう意味ではありません。「会社で働いて、生活費を貰う」という受動的(パッシブ)な考えではなく、「社会に貢献し、その分の報奨を貰う」という能動的(アクティブ)な意識で働くという意味です。会社で従事している仕事は、どこかで社会の役に立っているはずです。(そうでないならばその仕事をしない方が良いと思います。)
言われた通りに行動したからお金が貰えるのではなく、価値を生んだからお金が貰えるのです。
このように考えると、働くことに対して非常にポジティブになれます。

たとえば暗黙のうちにある「大学卒業⇒就職」という進路についても当たり前ではなくなります。
独立したっていいじゃないですか。でも大抵の場合はまだ社会人一年目でそんな力はない。だから力を蓄えるために会社で経験を積むんだという気持ちで就職して仕事をすれば、周りの社会人一年生よりずっとモチベーションが高く、成果にも成長にも恵まれるでしょう。
また、税金や社会保険料が上がる、年金受給が遅れるなどについても考えが変わります。街頭インタビューなどを見ると「我々の生活はどうしてくれるんですか!」「これ以上切り詰められません。ボーナスも減っているというのに!」「これだから~~政権は!」のようなネガティブな意見ばかり聞こえてきますが、自分自身が価値を生み出せば良いという発想ができたらどうでしょうか。法定関係の支出が年間1万円アップするなら、年間2万円分を余分に稼げるようになればよいという発想です。
「簡単に言いやがって!」と思う人がほとんどでしょうが、本当に自分には誰かに提供できる価値はないですか?たとえば学生時代にたくさん勉強してきた人ならば、近所の子どもの家庭教師ができるかもしれません。楽器などの技能があるならば週末教室を開けるかもしれません。独特な価値観や経験を持っている人は、本を書けば売れるかもしれません。
世の中が求める(またはそれ以上の)価値を提供できれば収入は得られるはずです。それが資本主義社会です。会社に入って言われた通りに働くことではありません。

【資本主義社会は自由である】

このように考えると資本主義社会というものは、非常に自由な社会であると言えます。価値が提供できるように成長すれば良いのです。その半面、全然仕事にやる気がなくて、サボってばかりの人に対しては冷ややかな社会かもしれません。私はこの社会に文句を言うつもりはありません。その中で生きていくために頑張ることが、幸せだと思っています。
もちろん様々な事情で働けない人がいます。そういう人達には手を差し伸べられる社会であるべきだと強く思います。でもサボってばかりで成長しようとしない人に手を差し伸べる必要はないと思います。余談ですが、私はある人に「成長しないなら日本の片隅で朽ち果てろ」と言われたことがあります。ゾクっとしましたが、それは武者震いでした。

自由という言葉はよく勘違いされます。なんだか楽しそうで、楽な感じがします。しかし実態は、非常に辛い面も持ち合わせています。たとえば私が勤務する会社は勤務時間が自由です。いわゆるフルフレックス制です。自分の時間が作りやすい半面、大げさにいうと自分で全てをコントロールする必要があります。何時に行っても良いと言われると、つい眠気に負けて昼ごろに出社してしまうこともある、何時に帰ってもよいと言われているが、仕事を終わらせていることが前提であるから「時間だから帰ります」ということは通用しない。自分で帰宅時間を決めておかないと、つい遅い時間まで仕事をしてしまう。というように、自分のコントロールにゆだねられます。
「自由にやりたいから」と会社を辞めて独立する人もいますが、全て自分で決めなくてはいけない、責任はすべて自分に降り注ぐという状況が辛い状況でもあるということは、想像に難くないと思います。
自由だから自分で自分に責任を課す。そういう考えでいれば、自分の成長にもポジティブになれますし、いざというときには自分で自分や家族を守るんだ!という思いにも通じてきます。

【最後に】

ここに書いたことが、非常に偏った意見であることは重々承知しています。そんな中、最後までお読みいただきまして本当にありがとうございます。
非常に偉そうに書きましたが、私はまだ今年で社会人5年目になる若造です。だからここに書いてあることは、自分が実践してきた体験談もありますが、ほとんどは「自分が目指すべき姿」として書いています。
初めに武士に例えた背景ですが、学生時代に花の慶次の原作小説の一夢庵風流記 (集英社文庫)を読んだことが影響しています。主人公の前田慶次郎の自由に生きていくことのかっこよさと難しさを知り、惚れました。また彼は非常にポジティブであり、物事に対してできないとは言いません。どうやったらできるかを考え、実現しました。現代に生きる私は、仕事においてポジティブに取り組み、難問に挑戦して解決していくことで自身を成長させる。成長した自分が世の中に価値を提供し、社会に貢献する。そんな風に生きていけたら素敵だなと考えています。

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