今朝、こんなブログを見ました。
「働くって楽しいぜ!」執筆者の安東暁史としては黙っていられません。
就職して楽しいことなんて何もないし、苦しいことばかり。納期に追われ、残業代も出ず、上司に悪態をつきながら毎朝頭を抱えて出社する。SNSからはそんな話しか漏れ聞こえてこないのに就活にやる気を出せという方がおかしい。
学生の立場から社会人のアカウントを眺めるとそんな感想しか出てこない。誰か、ウキウキと仕事に向っていく様を見せてくれ。誰か、「社会人は楽しい」と言ってくれ。
うー、これは正直辛い。確かにごもっともな意見です。多くの社会人が仕事に疲れ人生に疲れた様子を見せている。電車に乗ってみるサラリーマンの顔は疲れきって死にそうな顔をしているか、日々の退屈から逃げるように携帯電話のゲームに没頭している。確かに学生からみたら「こんな社会人とかいうのになりたくない」と思うのは当然かもしれません。
どこまでエンカレッジできるか分かりませんが、私なりの解釈を書いておきます。
[1]楽しむことが目的の「遊び」と、価値を提供してメシを得ることが目的の「仕事」はそもそも違う
誤解されたくないのが、私のこのブログ「働くって楽しいぜ!」は仕事の中で楽して遊んで、苦労もせずにハッピーになれる方法を紹介するものではありません。この遊びと仕事の違いを理解した上で、その中で楽しさを見出しましょうというものです。どうせやるなら楽しいほうが良いですし、好きこそものの上手なれというように、仕事にポジティブに取り組めるようになればその分上達も早く、報酬も上がりやすいし、結果的に自分にプラスな方向で返ってきます。
[2]楽しいポイント
仕事の中では自分がやった工夫によって皆が喜んだり、お客様から感謝の言葉をいただいたり、表彰されたりと様々に喜べるポイントがあります。給料だけじゃなくて、そういう得られるものもたくさんあります。同僚の仲間たちと色々語り合ったり、会社への愚痴を言いながら「だったら俺たちが変えてやろうぜ!」と希望に胸を躍らせることだって良くあります。上司にその話をして「じゃあお前、企画してみろ!」と言われて企画を任されたり。
僕も上で紹介したブログに書かれているようにプロジェクトXにあこがれた時代がありましたから、何かこう「自分たちで変えていく!」的なことに非常にワクワクします。そしてそういうことが可能な会社を選んで、そういうことをさせてもらっているので非常に楽しく仕事ができています。
でも世の中の大企業の多くはそういうことはさせてくれません。
- 新人は言われたことをやればいいんだよ。
- 失敗したら誰が責任をとるんだ?
- 今までウチはこのやり方で成長してきたんだよ。
と、ネガティブなことばかり言われて黙らせられるでしょう。
なので、会社選びがかなり重要になってきます。私の場合はそれが成功しました。学生時代に色々なアルバイトをしたおかげで自分の好みが分かていたので、就職活動でも今の会社1社だけしか受けませんでした。
もしプロジェクトXにあこがれるなら、間違っても頭の固くなった大企業はやめましょう。そしてベンチャーがオススメです。ベンチャーじゃなくても既存の概念にとらわれないで、新しいことをガンガン追求していくタイプの会社であれば良いと思いますよ。外資系にはそういう会社は多いでしょう。
仕事が面白くない人へ。仕事が楽しくなるのは誰かのお陰じゃないぜ!でも書きましたが、自分がどういう仕事の仕方をしたいのか、どういうのであれば楽しさを見出せるのかを考えてから、それを意識して就職活動をすることをオススメします。