日本にいて日本人とだけ接していると、なかなか異文化は理解できないものです。最近は外国人の友人もできて積極的にGLOBAL COMMUNICATIONを取るように心がけていますが、なかなか難しいものがあります。そんな中でお勧めなのがグローバルで活躍している日本人の書いた本を読むことです。特にお勧めはこのブログでも何度か紹介した田村耕太郎(元民主党議員)さんです。
でっかい字だらけの目立つ表紙が特徴的です。ちなみに私と同じ鳥取生まれであり、日本一人口の少ない鳥取県の同郷ということで、個人的にかなり親しみを覚えています。鳥取出身の方っていらっしゃいますかね?
上で紹介をした『君は、世界を迎え撃つ準備ができているか?』の中に次のようなエッセンスがあります。
危機管理とは、最悪を想定して準備に励み、最大限の準備をした上で最善を期待すること。
英語だとPlan for the worst,Hope for the bestというそうです。
日本語にすると「人事を尽くして天命を待つ」とかなり近い意味でしょうか。
書の中では日本での危機管理について「日本には言霊という考え方があって、悪い結果を口にすると本当にそれが起こってしまうという考え方がある。だから「縁起でもないことを言うな」と言って、最悪のケースはそもそも想定すらしないことがある」という内容が書かれています。
まあ日本人が言霊という考えを持っているかは別として、臭いものには蓋とでも言いましょうか、基本的に最悪の事態については考えていないことが多いように思えます。大地震がいつ来るか分からないといわれている状態でも「大丈夫ダイジョウブ」といって特に備えをしなかったり、先日の台風26号~28号騒動でも「10年に一度とかウソつけ」という声が多かったかと。
もともと私も「どうせ来ないだろうし」という風に考えていましたが、最近は考えが変わってきました。もちろん全てに対して万全の準備をするというのは中々現実的ではありません。ですが命の危険を考えると、明日地震が起こる可能性が0.001%だとしても、0.001%が該当してしまった時に起こる事態を想像し、十分に備えておくべきだと考え始めました。
こんな感じで有事の際の食糧などをそろえました。
一部の乾パンは【訳あり】商品にしたりして、全部で5000円くらいでした。ちなみに訳あり商品は「本当は消費期限5年のところ、1年前の商品なので4年しかもちません」というものです。これをどう捉えるかは個人の自由でしょうね。
一応いくつかリンクを張っておくので他の防災関連商品ものぞいてみることをオススメします。(ほとんどはAmazonのレコメンデーションでどんどん辿っていけます)
買ってみて思ったのですが、水4リットルと他全てをいらないリュックに詰めたら、そこまでかさ張らずにいい感じで災害対策リュックが出来上がりました。私は内陸のマンションに住んでいるので地震の場合は家から出ないのが一番かと思いますが、何かあったときにも3日以上は余裕で生きながらえられそうです。
このブログを始めたころに楽をするために、最大限の努力をという記事を書きました。これは「生きるために、最大限の努力を」にも 言い換えられると思います。仕事でミスして怒られたくないから、最大限努力をします。災害が起きて寒さに震えたり、食べるものに困りたくないから準備をする。
根幹にあるのは「全ての努力は自分に帰ってくる」という持論です。
ちなみに、なぜいきなりこんな記事を書いたかというと、本日のGunosyで配信されてきた東京に【首都直下型地震】が来た時の恐怖のシナリオがかなりショッキングであったためです。ショッキングすぎて、目を背けたり実際に起きるまで考えないことにしたくなる内容ですが、しっかりと向き合うべきだと思いました。
全ての努力は自分に帰ってくるというのは、言い換えればゼロの努力は、自分を助けてはくれないということです。
サミュエル・スマイルズの自助論の、あまりにも有名なイントロ「天は、自ら助くる者を助く」を、本記事のアウトロとさせていただきます。