お金持ちの家に生まれたくて、二回目の挑戦が就活だと考えている人が多い

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皆さんお金持ちの友達って周囲にいると思うんですよ。私は高校から青山学院というところに通っておりまして、高校からの面々は大抵受験戦争に勝ち抜いてきた組ですが、中学以前から青学の人たちは基本的にお金持ちでした。アニメの世界だけだと思っていた「うちの別荘がさあ」がたくさん聞こえる夏休み前。何人スネ夫がいるんだとビックリしました。

確かにお金持ちの家生まれって羨ましいですよね。子供のころの感覚でいえば、欲しいものはなんでも買ってくれるとか、夏休みは毎年海外旅行だとか。

で、最近採用活動の中でいろんな学生と話していて感じた違和感がタイトルのとおりなのですが、就活を

  • 自分を養ってくれる組織を探す
  • その中でより自分に沢山恵んでくれるところを探す
  • その中で自分の○○と合致するところを探す

という様に捉えている人が多いように見受けられます。最後の自分とのマッチングは価値観だったり事業領域への関心だったり、まあそれは色々な軸があって良いのですが、最初の2つが疑問なわけです。

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そもそも会社とは

会社って従業員を養う、生活の面倒をみるための組織ではなくて営利団体です。利益を上げるために努力をして、その見返りとして給与をもらうわけです。仕事が先にあるんですよ。さらにいえば企業とは顧客や価値の創造をする団体です。だから就活生がみるべきはどんな福利厚生か、どんな待遇なのかではなく、まず「その企業は価値を生み出そうとしているのか」であるべきだと思っています。ここで重要なのは今どんな事業をやっているのか、何業界なのかではなく、何を目指しているのかです。いわゆるビジョンというやつです。

ビジョンに共感できない人間が社内にいると、はっきり言って邪魔です。たとえば「最高の寝具で世界中の人に最高の睡眠を」というビジョンの会社があったとします。社員は5人です。

  • 天国のようなベッドを開発したい!
  • 昇天するような最高のベッドが出来上がったぞ!よっしゃー
  • 会社のネームバリューがないから全然売れない
  • 通販で売ろうにも、「世界最高のベッドです」って絶対胡散臭く見えるw
  • 営業活動がんばろう!

みたいな感じで、全員で一丸となって仕事に取り組めるわけです。で、この中に「別にベッドとかどうでも良いし」とか「いや俺営業とか嫌なんだけど」なんて人がいたらどうでしょう?みんなで頑張ろうぜって言ってるのに、そこに共感できない。「音楽性の違い」ってことですぐに破滅するバンドみたいなモンです。

ベンチャーでは比較的みんなが同じ方向を向く傾向にあります。それは会社への依存心が少なく、ビジョンに共感してジョインしていることが多いし、社長が身近にいてビジョンを見せて引っ張るタイプのリーダーシップなので。

これが100年続く1万人の会社だと有名企業だから、福利厚生がしっかりしてるからという理由で会社を選ぶ人も増えてくる。事業に興味はないけどお金をもらうために仕事は頑張ってる(風)。

それなりの仕事をこなすのなら別にモチベーションなんて関係ないんですが、難しいチャレンジやプロジェクトが佳境になったときには、やっぱりモチベーションは大事です。

「東急ハンズに営業にいったけど断られた。上司にはそれなりに説明しよう。」になるのか「東急ハンズにおいてもらうことがマーケティング戦略上大事なんだ。どうやったらおいてもらえるのか、もう一回考えよう!」と燃えるのか。会社にとってはどっちの社員にいてほしいですかね。

給与や福利厚生で仕事を選んでも、日々の仕事は楽しくならない

地方公務員の友人は「安定はしてるけど、仕事はつまらん。」とぼやいてまして、平日はいつも早く定時にならないかなあ、週末は何をしようかなあとしか考えてないそうです。いわく「仕事中は我慢の時間」と。

それはそれで人生のあり方かもしれませんが、「働くって楽しいぜ!」を提唱する私からしたら、そういう人生選択はしてほしくないですな。余計なおせっかいと思われるかもしれませんが、そういうやる気のない人が市役所にいても市民は嫌ですよ。

どうやったら住民サービスがより便利になるのか、どうやったら窓口の待ち時間を減らせるのかなどを積極的に考えるのは「市役所で市民のために働きたい!」みたいな強い思いがある人でしょ。ちなみに私が婚姻届を持っていった大阪市西区の役所のおばちゃんは、区役所での仕事に生きがいを感じているようでした。接していただく感じもとっても気持ちよかった。

お金持ちの家に生まれるのと、そうじゃない家に生まれるの、別に幸せの度合いは変わらないと思うんですよ。よらば大樹の影だと思って大企業を選ぶ人は、もちろんその中で自分が興味のある業界とかやりたいことができる企業を選ぶのでしょう。でも第一優先事項が「与えてもらう」ことである限り、いつまでたっても受け身だと思うんです。

これから就活をする人は、自分が世の中に対してどんな価値を提供したいのかをまず考えていただきたいなと。思います。会社はあなたを守ってくれる親やイエではありませんから。ギブ&テイクですから。

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