自由な会社とは? 個性を大切にする会社の見極め方

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手前味噌で恐縮ですが、私が働いている会社はかなり個性を尊重しています。以前仕事中サボるのはいけないが、本当はサボっても良いはずである。という記事でも書きましたが、ホワイトカラーの場合は個性を発揮することでアウトプットが大きくなることが多いです。ベルトコンベアの箱詰め作業では個性は邪魔になることが多いですが、たとえば新商品を考える仕事なんて色々な個性から発揮されるアイデアが化学反応を起こして爆発していくプロセスが非常に面白かったりします。

たとえばクレーム対応という仕事ひとつとっても、新入社員が「私、コールセンターでアルバイトをしていたんですけど、そのときの経験から・・・」なんて話が出ると先輩社員にとっては結構、目からウロコの話があったりします。そこから「俺がクレームつけるのは××なときだな。」「へー、そういうケースで怒ることもあるんだ」なんていう話に発展していって、クレーム対応という仕事をよりよくしていくための議論が生まれたりします。

これを「ウチの会社ではこうなんだから、従いなさい!」と押さえつけると何も前進しない会社のままです。

もう一つの例。あるWebデザイナーがWEB制作会社に転職しました。彼は学校でもデザインを専攻していて、かなり専門的な知見をもっています。でもそのWEB制作会社ではまだ下っ端ということもあり、3年ほど自分に設計を任せてもらえませんでした。そうこうしているうちにその会社の色に染まってしまい、自分が本来持っていた「WEB画面はこうあるべき」という理想もとうに忘れて、その会社の頭の固い歯車の一つになってしまいました。進化できるチャンスだったのに。

実はこんなことは、会社のエライ人は重々分かっていることが多いです。でも実際に、各従業員の個性を生かそうとする会社は少ないです。何故でしょう?

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暴れ馬のハンドリングは大変


個性を尊重するということは、社員に自由を与えることです。自由を与えると、ハンドリングの難易度は上がるので、管理のしやすさのために自由が奪われるのです。
「全部上に従う」軍隊みたいな組織の方が、上の人の仕事は楽ですよね。例えば「君、来月から接客担当じゃなくて調理担当やってもらうからね。調理の方が人が少ないから、わかるね。」で納得してくれるのが一番です。ここで「私は接客がしたくてこの仕事をしているんですが。」とか言われると面倒くさいです。納得してもらうまで話し合いをするか、別の人を探さないといけません。

Puzzle

従業員をパズルのピースと思うことの愚かさ


経営を一つの大きな絵を描く仕事と考えてみます。

一つのパズルを完成させるためには、それぞれのピースをあるべきところに当てはめる必要があります。多くの会社はこれを経営だと思っていることが間違いです。経営陣が描いたビジョンをパズルとして完成させるために、各社員がピースになる。ピースは形も大きさも決まっているので、それ以上に大きくなったりしたら邪魔になる。「あなたは××という部署でこういう仕事をしてください。」と決められたことをするしかなくなる。

私の会社は少し違います。従業員をパズルのピースではなく、いうなればそれぞれの色を出す絵の具という風に扱われているようです。そして経営陣は「君達が成長してより良い色になれば、もっと素晴らしい絵ができあがるだろう」と期待をしてくれている状態。つまりそれぞれの社員は「どこに何を描け」とも言われず、「あー俺、もっと明るくなったらどうだろう」とか自分らで考えて動ける。経営陣が大枠でのビジョンは描いているが、それをどのように実現するかは、それぞれが考えなさいという感じ。

こういう経営スタイルってお互いの信頼関係が大切です。好きにやって良いよと言われて、従業員がサボれば素晴らしい絵は描けません。それならばパズル式の方がましです。

個性を大切にする会社の見極め方


楽しく働くためには、それぞれに与えられる裁量が大きいことが重要なファクターになると信じています。やらされ仕事ばかりだとモチベーションは下がってしまうものです。

だから楽しく働きたい人、仕事にやりがいを感じたい人は、個性が尊重され、個人の裁量が大きい会社を選ぶことを強くオススメします。ではそれはどうやって見極めるか?OB/OG訪問で次のように質問してみましょう。

「貴社は自由な社風ですか?3つほど例を挙げてください」

よく言いますね、「自由な社風」。具体例を聞くことでどれだけ個性が尊重されるのかが見えてくることが多いと思います。
例えば私なんかは「異動の話を4回くらい断った(断れた)」という実例があります。
「安東、ウチの部署に来てくれ」と言っていただけるのですが、(それはとても有難いことではありますが)私が今の部署でもっともっとやるべきことがあるという思いと展望を伝えて、「会社にとっても安東を今の部署のままにしておいた方がよいだろう」ということを納得いただきました。

何を生意気なと思われるかもしれませんが、その展望もようやく6割くらい実現して軌道にのりました。思ったより時間がかかってしまいましたが、今の時点でもなかなか達成感があります。ちなみにその大きな展望というのが組織を変えたいと思った時にで書いた「200人くらいがこれまでと違う働き方をすること」なんです。いやはや、構想のころを思い返すと懐かしいですわ。
軌道には乗ってきたので、次の異動の話がくれば喜んで異動するかもしれません。今の仕事にしがみつきたいという拘りはありませんので。

話がそれましたが、この質問の意図は「例を聞き出すこと」なのです。求人で「自由」を打ち出す企業は多いですが、中の人に聞いてみると形骸化しているルールがあるとか、対外的に言っているだけというケースが多くあります。

私の会社の自由な例をあげればキリがありませんので公にさらすのはこれくらいにしておきます(知りたい人は個別にご連絡ください)。就活や転職活動で自由な会社、個性を大切にしてくれる会社を探しているなら「自由の例」を聞いてみてください。形骸化していないかも同時にですよ。

Freedom

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