クックパッドとdocomoが組めばこんなイノベーションも出来る

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仕事
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ドコモとタカラトミー、クックパッドなどがイノベーティブっぽい製品を発表しましたが、「それじゃないんだよ」感が半端ないです。ということで「私だったらこうする」も書きますが、まずは記事について。

最新技術を使っても、利用者にメリットがなきゃダメという典型例。

会話ロボット「OHaNAS」に料理レシピ・飲食店情報機能--クックパッド、ぐるなびと連携
タカラトミーは、10月1日発売予定のクラウド型おはなしロボット「OHaNAS(オハナス)」について、料理レシピの投稿・検索サービス「クックパッド」ならびに飲食店情報検索サービス「ぐるなび」との連携により、レシピや飲食店の情報を提供する機能を追加したと発表した。

日本のメーカーはホント、この手のメリットのないイノベーションを良く起こすなあと思っています。ネガティブに考えるとロボット化の波に何とか乗ろうとしているだけの様な気が・・・

記事を引用

たとえば「トマトを使ったレシピを教えて?」と問いかけた場合、オハナスが「クックパッドに、トマトを使ったレシピがあります。 スマホに検索結果を送っておいたよ。美味しそうです、僕も食べたいです」と言って、スマホに検索結果を表示する

「トマト レシピ」ってググれば良いだけだし、音声対応したいならOK Googleで全くもって十分。今でも私もしょっちゅう使っています。

私はメッチャ料理しますし、クックパッドのヘビーユーザーです。利用者からすると、上記のような機能はマジで不要。もちろん検索すらろくに使えない人にとっては、少しはありがたいのかもしれないけど、イノベーションとは呼べないでしょう。

私の考える理想のクックパッド連携

ぐるなびはほとんど使いませんから、今回はクックパッドについて。

例えば料理というシチュエーションでは
フライパンから手を離すことが出来なかったり、手が濡れてるからスマホを触れないという問題があって、それを解消するために会話ロボットを使うのなら分かります。

具体的には次のとおり。

【理想】

初めて見るレシピを全て覚えることはできないから、
必要なときにレシピ情報を照会しながら料理をしたい。
イメージは「そのレシピを知っている人が隣で『じゃあ次は醤油を大さじ一杯いれましょう』と指示してくれる」ようなもの。

【現状】

・覚えられるところまで頭に入れて作業。
「で、次はなんだっけ?」となるタイミングでスマホを見る。
・たいてい手が汚れているので、一旦手を洗ってからスマホを手に取る。
濡れたらイヤだから手を拭かないといけない。
・いちいちパスワード解除をしないといけない。
・やっとスマホの画面を見て、「どこまでやったっけ?」と軌跡をたどる。
その中で「あっ塩フリしておくのを忘れてた」と抜け漏れに気づくこともある。
・また短期記憶で覚えて、忘れたり確認したい部分でスマホを。
・以後、繰り返し。

【解決策】

※音声応答のクオリティが高いレベルになることを前提にしている
・お話ロボットがクックパッドのレシピを読み上げてくれる。
ロボ 「卵を2個割って塩コショウします。」
・利用者の声に答えて、次の指示をしてくれる。
利用者「卵を割って、塩コショウしたよ」
ロボ 「では次はフライパンを温めます。」
利用者「油は敷く?」
ロボ 「サラダ油を10ccしいてください」
利用者「できたよ」
ロボ 「では・・・」

てな感じ。
レシピは情報としてクックパッドが持っているのだから、
それを適切なタイミングで利用者に教えてくれるだけで、
スマホと食材を持ち帰る必要がなくなってメッチャ便利。

さらに言えばこんな機能も。
利用者「この煮物、みりんじゃなくて砂糖でも良いかしら?」
ロボ 「同じメニューで、他のレシピではみりんの代わりに砂糖で作られています。」
って教えてくれたり。

他にもこのレシピは3人前のものですが、今回は4人前なので

水200CCじゃなくて260ccです。

とかって、計算も行ってアドバイスしてくれる機能があると最高。
絶対皆さんもこういう計算やってるでしょ?

ということで、ロボにしたらOKじゃなくて
そもそも利用者は何を求めているのか」を本質的に理解し、
「だったらこのテクノロジーで解決できるね」
と最新テクノロジーを提供するのがイノベーションのあるべき姿だと思いますよ。

偉そうにすみません。

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