企業は一刻も早く副業禁止をやめて副業推奨にすべきである

スポンサーリンク
スキル
この記事は約5分で読めます。

こんなエントリーを見つけました。

副業を禁止にしてる会社って本当のバカなんじゃないの?

私もこれには同意であり、副業について考えてみました。

副業

まずはU-NOTEでまとめられている副業禁止の理由を引っ張ってきて、それぞれ見ていきたいと思います。

(1)副業によって遅刻や欠勤が多くなったと判断される場合
 副業によって本業が疎かになってしまう場合があります。遅刻だけであれば少し迷惑がかかるくらいで済むかもしれませんが、特に工場などでは、ちょっとした気のゆるみによって、事故が発生する可能性が高くなります。

⇒じゃあ夜中までテレビを見たりとか、飲みに行って午前様ってのまで禁止しますか?二日酔いでフラッフラな状態で会社に来るほうがよっぽどマズイと思いますが、それを禁止しないのはなぜでしょう?会社は従業員のプライベートに関知できないはずですよね。

「最近PS4を買っちゃって、毎日3時までゲームしていて眠いっす」ってやつを解雇にしたりしないでしょ。注意はするが、そいつのプライベートにまで関知する権利は会社にはないはずです。でもこれが副業だったら、「今すぐ副業を辞めるか、ウチを辞めるか」を迫られたり、就業規則に書いてあることを盾にとってクビをちらつかせたりしてくる。

(2)会社の利益が損なわれると判断される場合(競合他社で仕事をするなど)
 働いているということはその企業の最新の情報をもっています。しかし、これを競合他社でこの情報を使って仕事をしたら、本業の企業は窮地に陥る可能性があります。
⇒これはその通りですな。っていうか産業スパイですよそれ。
不正競争防止法違反です。こんなの就業規則で禁止する以前に法律で明記されています。
(3)会社固有の技術やノウハウが漏洩されると判断される場合
 これも(2)と同様です。技術やノウハウは、その企業の競争の源泉です。これが漏えいしてしまうと、企業が窮地に陥ってしまうため禁止しても差し支えがありません。
 これも産業スパイ。刑法に準じればよろしい。
(4)会社の名前や名刺を使って副業を行なう場合
 会社の名前や名刺を使って副業をされた場合、仮にその副業でトラブルが起こった時には、会社にクレームが来ることになります。そうなったら、企業の品位を落とすことにつながってしまいます。
副業するなら看板は下ろしたほうが良いですね。看板を使うならロイヤリティを会社に払うべきかと。
ただこれも思うのですが、じゃあその人が退職して本を書くときに「○○電機を退職の後」っていう経歴で本を書くのも禁止しないといけないんじゃない?まあ退職後の話は関せずでも良いけど。
といいますか、リスクだけ考えるのよね。その人が成功した時には会社名を使ってくれた方が嬉しいくせに。
(5)副業によって会社の品位を落とす惧れがある場合(違法行為や風俗関連など)
 副業が詐欺だったとして逮捕された場合、マスコミに○○社社員と報道されたらその企業は悪いイメージがついてしまいます。こうやって見てみると、社員の副業によって会社に問題が生じるのを防ぐために禁止するということが明白ですね。
いやいや、そんなのしょっちゅうじゃないですか。痴漢とか盗撮、飲酒運転とかでも同じように企業の信用失墜って発生しているでしょ。そういうリスクを恐れて従業員に酒を飲ませることを禁止しますか。性教育しますか。んなアホな。
ここまで見てきたとおり、副業禁止にまともな理由なんて無いんですよ。

そもそも今の時代、副業の在り方も昔と全然違います。たとえばサラリーマンが副業でアルバイト、これは本業に支障がでそうです。毎日9時~18時まで働いて、そのあと深夜2時まで飲食店でアルバイト。(実際こういう人、僕のアルバイト先にもいました)この場合、睡眠時間が削られる分たしかに本業に影響が出るからダメってのはまあ良しとしよう。((1)で否定しておきましたが)

でも、今は時代が違うんですよ。そもそも雇われの副業をやる人って少ないんじゃない?どちらかというと空いている時間でブログ書いたりアフィリエイトやったりFXや株をやったり、そういうののほうが圧倒的に多い。今はインターネットという素晴らしい仕組みがありますから。とすると、自分の体を酷使して本業に影響が出るような働き方をする人も少ないんですよ。

企業は副業を推奨すべき

 反対に副業ってめっちゃメリットあるんです。

【従業員の成長】

  • マネタイズを自分で考えるから、マーケットセンスが身につく

  • 誰も助けてくれない状況の中で結果を生み出す力がつく

  • 儲けるためにもっと勉強するから本業にも良い影響が出る

【社会的意義】

  • 世に新しいサービスが提供される

  • 納税額が増える

  • GDPが上がる

  • イノベーションが生まれやすくなる

そもそも副業のイメージって悪徳商法をイメージしていません?まっとうに金を稼げるビジネスを生み出せるやつはガンガン生み出したら良いじゃないですか。それってメッチャ社会貢献でしょ。あなたの会社とカニバリを起こしたりしないのであれば、それを止めるのはエゴでもなんでもないでしょ。悪しき風習を引きずっているだけ。まあマルチまがいの悪徳商法とか詐欺アフィリエイトをやるやつがたまにいるから、そういうのを禁止したいのかもしれませんが。

あと個人的に根っこにあるんじゃないかなと思うのが、「従業員が金儲けすること」への嫉妬。まあ日本だといまだに金儲け=良くないことっていう価値観があると思っています。プライベートの時間でゲームするやつは怒られないのに、金稼ぐやつは怒られるってまさにそういうことじゃないかしら。

いずれにせよ、副業禁止はかなり日本の若者の成長を妨げているのと、それによって受けられる社会的恩恵を遮断してしまっています。どうか日本の多くの企業で副業禁止がなくなることを期待しています。

ちなみ良く「副業会社にバレない方法」とかって記事がありますが、

  • 収入が一定以上ある⇒確定申告しないといけない
  • 住民税の税額決定通知書が市区町村から会社に送られてきて、そこで会社からの所得以外が上乗せされている

ということで会社にはバレると思いますよ。20万円以下の副収入なら確定申告不要ですけどね。

さて、副業禁止がなくなることに賛成の人は、ぜひシェアやブックマークしていただければと思います。

タイトルとURLをコピーしました