前回のエントリーを読んでくださった方から、「まったく同じ考え方がこの本で紹介されていました」と直接メールをいただきました。
この本です。
さっそく読んでみたところ、確かに笑ってしまうほど内容が重なっていた。
引用してみましょう。
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私たちは誰でも、いろいろな悩みを抱えています。たとえば、「お金がない」「仕事が忙しい」「上司にほめてもらえない」「恋人とうまくいっていない」「朝起きられず遅刻が多い」・・・・・・などなど、挙げてみればきりがないでしょう。
しかし、こうした「悩み」を、ただ悩んでいるうちは、問題の解決には至りません。私からすれば、「悩む」ことは「答えの出ない思考」をすることです。
本人は考えているつもりでも、思考がぐるぐると巡っていっこうに解決の糸口すら思いつかず、気が滅入ってくる——これでは何の進展も望めません。
一方、「考える」とは「答えの出る思考」をすることです。物事を冷静にとらえ、整理し、解決に向けて具体的な方策を立てる。たとえ糸口が簡単に見つからなかったとしても、「必ず答えがあるはず」という信念を失わず、前向きに問題に取り組んでいくことが「考える」ということなのです。
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悩むのではなく考えろ、考えないと何の解決にもつながらないという点は
完全一致といったところでしょうか。非常に光栄です。
ちなみに私を含めてコンサルタントと呼ばれる人間は、このクリティカル・シンキングの訓練を受けています。クリティカル・シンキングを使って、お客様の問題解決をすることが仕事だと言えます。
この本は非常に分かりやすく問題解決という考え方の重要性やテクニックを取り上げています。最近、「問題解決思考」については世の中でもキーワードとして扱われることが増えてきました。ビジネスマンのトレンドワードになっている気がしています。
でも「問題解決ってなんだよ」、「クリティカル・シンキングって直訳しても意味が良く分からない」という人は大勢いるかと思います。問題解決という考え方を学ぶ初歩としてはこの本は非常に分かりやすく親しみやすいのでオススメです。
せっかくなので、明日はこの本を読んでの私なりの解釈やまとめを記事にしようと思います。