逆算思考が仕事に向いている理由を分かりやすく説明しよう

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今日は思考方法のお話です。これを意識しながら仕事や課題に取り組むことで、成功確率が飛躍的に上がりますので是非覚えておいてください。

「逆算思考と積上思考」


ものごとを進めて行く際の思考方法には大きく2種類の考え方があります。逆算思考と積上思考。それぞれ読んで字の如しですが、簡単に説明をしましょう。
Construyendo una torre

積上思考(つみあげしこう)

積み上げ思考と書く方が一般的かもしれませんね。これは日常生活で人間が普段している思考方法です。今日は肉が食べたい気分だからステーキにしようとか、眠いから早めに寝ようとか、今日は何をして遊ぼうかなどなど。仕事に置き換えると、今日は暑いから外回りはやめて資料を作ろうかとか、空いた時間にその場で思いついた仕事を行うなど。

人間はもともと直近のことを優先して考える思考のクセがあります。たとえば「今あなたにゼリーを1つあげるか、1年後にゼリーを3つあげるか、どちらが良いですか?」という質問に対して、皆さんならどちらを選びますか?真夏で暑くてゼリーが美味しいのは今年も来年も同じ。来年なら3倍のメリット。とはいえ今もらう方を選ぶ人が多いのではないでしょうか。

もちろん来年生きている保障がないことによる割引など脳の中では沢山の計算が行われているものと思われますが、基本的に人間(というか動物全般)の思考は今を基準に考えがちです。
そういう脳みそを持っている我々です。だから今を基準に考えるほうが楽だし無理をしなくて良い。

積上思考は「今を考えて生きる」思考方法といえます。

逆算思考(ぎゃくさんしこう)

ゴール思考とも呼びます。逆算思考は積上思考の間逆です。あらかじめゴールを描いて・設定して、それから逆算して今やるべきことをやるという思考方法です。大学生の夏休みを一切何も計画を立てないのではなく「今年の夏にすべきこと」を考えて「海、バーベキュー、ゼミ合宿、サークル、留学」などと洗い出し、それぞれスケジュールが外的要因で決まっているところを抑え、空いているところに自分らで決めるプライベートの予定を差し込む。9月の留学中はバイトができなくなって秋以降の生活に支障が出るから、8月はいつもより多めにバイトに入ろうなどと先を見越して計画をする。とかとか。

この夏休みの例では、一度自分の思考を夏休み終了時まで飛ばすわけです。夏休み終了時を考えることで、それまでにいつ何をすべきかが見えてきます。それを着実にこなしていく。同じ夏休みでも無計画に今日は何をしよう、明日は誰と遊ぼうと過ごすよりも忙しくはなりますね。スケジュール帳が埋まるイメージ。

逆算思考で仕事をしていこう


間逆の両者ですが、仕事をするときや達成した目的がある場合には、圧倒的に逆算思考のほうが向いています。仕事の達成度に大きく違いが出てきます。

多くの方が経験した受験勉強を例に挙げます。志望大学に入りたい場合、4年生時の冬に受験があるから11月までにはA判定を取っておきたい、ならば9月までには苦手科目をなくしておきたい、だから夏は~~を重点的にやろうなどとスケジュールを立てますよね。これが逆算思考の考え方です。かたや積上思考で進めていくと、今日は数学の気分だから数学をしよう、気分が乗らないから英語は後回しなどとしていると、本当にいつまでたっても苦手な英語をやらずに後になって後悔します。

特に苦手な仕事というものは後回しにしがちです。皆さん絶対身に覚えががあるはずです。もちろんできる仕事からパッパと片付けてしまうのはGTDでも推奨されていますし、これを悪いということではありません。苦手なものを後回しにして結局締め切りがすぎてしまったり、臭いものに蓋をした結果仕事全体に悪影響をもたらすということを経験している人は多いはずです。

逆算思考で考えると、「嫌だけどやらなくちゃいけないもの」が明確に分かります。そしてスケジュールに組み込んであげるのです。
夏休みの計画を立てるときに、夏休みの宿題を組み込まないと最終日に悲惨な思いをすることと同じです。

仕事や達成したい目的があるならば、逆算思考で考えていきましょう!

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