【お~いお茶】どれもこれも男尊女卑と捉える被害妄想的メンヘラ思考

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社会問題
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今朝思考方法に関するエントリを書いた(逆算思考が仕事に向いている理由を分かりやすく説明しよう )ので、思考方法について続けて書こうかと。

きっかけはこれ「お~いお茶が男尊女卑と経営コンサルタントが発言してネットで騒動に!?」。本人も次のようにコメントしていて、まあ釣りだったんだろうなと思いつつ盛大につられてみようと思います。久しぶりに時事ネタどうでも良い話。

 これに、海部さんもツイッターで、

「なんか久しぶりにこういう人たちが湧いてきたなぁ。ww」
「・・ええ?で今私の記事がアクセストップなわけ?まぁいいや。きっかけが何であれ、お読みいただきありがとうございます」

などとコメントしている。

「お~い」は奥さんを呼んでいるのか?


お~いお茶のCMを初めてみた記憶にあるのが私の小学生時代。現代の松下奈緒みたいな雰囲気の女性が夏物のワンピースを着て「お~い!お茶☆」と叫んでいたのを覚えている。井川遥だっただろうか、覚えてないな。あの「お~い」という呼びかけはお茶を呼んでいるようにも見えるし私たち消費者に「飲んでみなよ」と呼びかけているようにも思える。あの映像をみて誰が「亭主関白の旦那が奥さんを足蹴にしながら呼んでいる」ように見えるのか。

私にはそうは見えない。本件に関するTwitterの反応などを見ていてもそうでしょう。

被害妄想的思考


だいたいにしてこの手の被害妄想は、加害者たる当の本人は一切意識していないことが多いです。伊藤園が男尊女卑を意識して男の売上アップを考えてこのネーミングにしたでしょうか。ちなみに結果は面白いことにお茶についての本音・実態調査によれば如実に男からの支持を得ています。。。これは男尊女卑の呼び方が潜在意識に入り込んだサブリミナル効果によるものでしょうか。個人的にはCMで若い美人を使っているからだろうなとは思っています。

男尊女卑でよく取り上げられる「女性管理職の少なさ」もそうですが、何も考えずになるべくしてなった結果に後から理由をつけて男尊女卑だというケースが一番多いんじゃないかと個人的には思っています。

女性管理職問題なんてのはある意味必然です。ほとんどの男が一生稼いでいかないといけない使命感を感じながら働いていているのに対して、女性はそこまでを意識してはいない。→「稼がなければならない」プレッシャーが男を生きづらくする!?という記事でうまく語られていますのでちょっと引用。

ジェーンさん
それまで会社で、男の上司だの、仕事しないやつだのに、ずーっと怒っていたんですよ。でもあるとき、「あっ! 同じゲームのフィールドにいるんだけど、あっちのゲーマー(男)と、こっちのゲーマー(女)と、働く目的がぜんっぜん違う!」と気がつきました。

田中先生
どんなふうに違うと思ったんですか?

ジェーンさん
「一度働き始めたら、死ぬまで働かなきゃいけない」というプレッシャーをもっている人たちにとって、このお仕事ゲームにおける”一番の目的”は、「ゲームの場に居続けること」なんですよね。

「あ、そっか、だから男の人たちは刺し違えたりしないんだ!」って。この命(ライフ)が消えないことが最大の目的だから、村をつくるし、「あいつが悪 い!」という上司でも、刺さないんですね。私はそこに気付かずに男の人を責めてばかりいたから、「22歳からやり直しさせてくれぇ!」と思って(笑)

田中先生
あー、そういうことですよね。

ジェーンさん
こっち(女性)は、経営に関わるような人工(にんく)としてたいして期待されていないという皮肉な現実もあって、「こんな会社、いつでもやめてやるよ!」 みたいな啖呵が切りやすい。上司の部屋に「バーン!(ドア開け音) すいませーん!」と入っていって、「なんなんっすか、これっ!」とやるわけじゃないで すか(笑)。

田中先生
はいはい。

ジェーンさん
上司はそれを面白がって、「最近は女のほうが元気だよな~」なんて言っているけど、どーせおまえら、あたしたちを管理職にする気ないんだろうと(笑)。「じゃ、特攻隊(使い捨て)なので、やめますっ」と言って、すぱっとやめる。というのが、女は許されてきた。

一方、男の人たちは、「座り込み」が大前提ですよね。わたしたち(ジェーン・スーさんは73年生まれ、田中先生は75年生まれのアラフォー世代)のちょっ と上の世代では、結婚退社前提で働いている女性社員が「腰掛け」なんて呼ばれていましたけれど、男の人たちは、座り込まなきゃいけないんだな~と思って。

女性と男性だと人生の中での生活の位置づけが違うし、目的も違う。多くの男性が給料を上げていかないといけない状況にある中で、女性は結婚したら退職しようとしている人が半分もいる現実。そりゃあ男性のほうが管理職に就くケースは増えるでしょう。

もちろん会社によっては「女性が管理職なんてけしからん」という前時代的な考え方があって本当に実力とやる気があるのに管理職になれない人もいるのかもしれない。それは個々個別の問題として対処していただいて世の中全体の問題として捉えないほうが良いと思う。

ただでさえジェンダー問題ってのはセンシティブなもので、男女平等という大義のもとにどうでも良いことが問題になる。実際に本人たち(もちろん一部ですよ)に聞いても「看護師だろうが看護婦だろうがどっちでも良い」という呼び方の問題なんかもそう。

でももし何かの間違いで女性が「お~いお茶は男尊女卑だ」って共感をしてしまったら伊藤園は商品名を変えるでしょう。クールジャパンを意識して「おいでやす お茶」とか。どうでも良いしややこしいし伊藤園かわいそうだし止めてあげましょう。

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