炎上騒ぎは、炎上に関わった人たちも責任を感じなさい。

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ここ最近メディアを賑せている飲食店アルバイト店員による良からぬ行動と、それがソーシャルメディアで拡散されることによる炎上についてです。張本人のした行動を肯定するつもりはありませんが、話が大きくなりすぎてて「さすがにそこまでじゃないだろ!」と怒りを感じています。

ちょっと長々と書いてしまいましたが、この記事で言いたいことは末尾の◇◆ここからがもっとも言いたいこと!!◇◆にサクっとまとめましたので、そちらだけでも読んでいただければと思います。

ローソンの例を挙げます。

友人がアイスケース(アイスストッカー)の中に入り込んだ写真をSNSにアップしたことが原因で、それがソーシャルメディア上で拡散されて多くの人の知るところとなった。そしてそれが従業員(高知鴨部店のオーナーの息子)の仕業であるということも突き止められる。

事態を重く見たローソンはフランチャイズ契約の解除や従業員の処分を実施した。

この事件ですが、次のステップに分けられると思います。

  1. 従業員が不適切な行動を取る
  2. それがソーシャルメディアにあげられる
  3. それを見た人が拡散する
  4. 事態の収拾がつかなくなる
  5. 企業側が断固とした対応をとる

たとえば、これがソーシャルでの炎上ではなく現場を店長に見つかった(まあ今回の場合はオーナーは父親なのだがそこは無視)場合は、従業員への叱責や言及などの対応で済むはずです。もし店長がエスカレーションして会社の知るところとなっても解約には至らないでしょう。ではなぜ今回の騒動でFC解約や店舗の一時休業となったかというと、それが社会的に大きな問題になってそうせざるを得なくなったからです。

ソーシャルには一切漏れずにローソンが店舗を一時休業にした場合は近隣住民からの問い合わせが殺到するでしょう。ローソン側も「いやちょっと従業員の不適切な行動がありましたので」と言うか言わないかは分からないですが、そもそも休業という対応をしないと思います。休業するほど重い事態ですか?そうではないからです。アイスストッカーの中身全部処分して徹底清掃してその従業員を解雇すればよいだけでしょう。

ではなぜ休業、FC解約が必要だったかというと社会的体裁のためだと思います。このまま何もしないとローソンのイメージはがた落ちのままですから。いや、体裁というよりはもう社会が「けしからん!断固とした対応を!」と望んでいるという背景もあります。

つまり事態(人がアイスケースに入った)だけを見ると、アイス入れ替えで万事OKなのに、それを見た人が面白がってか「ローソンに制裁を」という正義感からか知りませんが、野次馬的に盛り上がってしまったことが、問題を大きくしてしまった事実は忘れてはならないと思います。

これはテクノロジーの発展により、昨今急にソーシャルのパワーが強くなってきてから新たに発生した問題だと思っています。イケダハヤト氏も脱社畜ブログさんも記事の中で「この手の馬鹿は昔から一定数いたが、それがソーシャルの発展によって顕在化している」と書かれています。以下、少し長いですが引用します。
「バカが可視化される時代」とどう向き合うか from脱社畜ブログ

この事件を、「最近の若者の倫理観破綻はひどい」と見るのはおそらく正しくない。こうやってなんでも最近の若者の問題に帰着させるのは簡単だが、それではその先には進まない。若者の中にこういった「バカな」悪ふざけをする人は昔から一定数いたはずで、別に今になってはじまったというわけではないだろう。たぶん、twitter登場以前から冷蔵庫に入ったり、食品で遊び、写真を取って喜んでいた従業員は同じぐらいいたはずだ。ただ、そういった写真は、昔は仲間内だけで共有されていた。これは想像だけど、たとえばmixiの非公開日記あたりには、この手の「仲間内の悪ふざけ」的な投稿が今も昔も山ほどあるのではないかと思う。

おバカな従業員は「安さ」の代償 from ihayato.書店

職場にはおバカな従業員もいますし、適当にごまかして料理を出すことも、ゴキブリがキッチンをうろついていることもあるでしょう。飲食店の現場では、総じて炎上必至のびっくりエピソードがてんこ盛りです。
ソーシャルメディアはそれらを可視化したと考えられるでしょう。今までは普通に起こっていたことが、見えるようになっただけです。ぼくらは「知らぬが仏」だった、と。

◇◆ここからがもっとも言いたいこと!!◇◆

私が何を言いたいかというと、そろそろ我々ソーシャル勢も炎上で騒いでいればいいとかそういう考えを改めるべきではないかということです。インターネットが普及してからネット上のエチケットであるネチケットという考えが広まったように、もっと強い力をもつソーシャルエチケットというものを考える必要があるでしょう。何でもかんでも告げ口のようにシェアして楽しいですか?一人ひとりの力は小さいかもしれませんが、拡散され続けることによって、その後当事者がどうなるか考えたことはありますか?

良く考えてみてください。妻子持ちのあなたの友人男性(彼女のいる男友達でもいいです)が他の女性とデートをしているところを目撃したとします。手もつないで道端でキスしたりしてるから浮気で間違いないでしょう。それは褒められたものではないと思いますが(この点はアイスケースに人が入るのと一緒ですよね)、Facebookなどでシェアしますか?それを見た友人もシェアしますか?それがきっかけで奥さんの知るところとなって離婚騒動になったらどうしますか?

「浮気するやつが悪いから制裁を加えたんだ!」

という人が一部いてもそれは別にいいですが、社会全体がそんな告げ口社会で本当に良いのでしょうか??

最後のほう、クエスチョンマークばかりですね。

なんだか皆、他人事のようにつるし上げて喜んでいるだけのように見えて、それが気持ち悪いなーと思うのです。皆さんはどう思われますか?という問題提起です。

今日は以上です。

ハタラクティブ
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コメント

  1. 偽善者ぶるな より:

    考察してどうするの?世論の結果。
    一般的な教養があれば、わかるはず。

    偉そうに、考察する前に、自分が炎上しない様に注意するべき。

    • SaaKun より:

      執筆者です。確認が遅れてすみません。
      >考察してどうするの?世論の結果。
      今回の記事は世論がそのように動いたことに違和感を感じたので書きました。

      >偉そうに、考察する前に、自分が炎上しない様に注意するべき。
      確かに乱暴な表現等で不要な反感を買わないように注意したいと思います。

      ご指摘、ありがとうございます。

  2. 問題視されてるのはそこではなく より:

    いえ、休業するほど重い事態です。
    アイスケースに入ったのが問題じゃないんですよ、入ろうとしていたのを止められなかった店の管理体制等が問題なんじゃないでしょうか?

    しかも店長の息子でしょう?
    本来ならば店長の次にそういった事が分かっていなければいけない人なのではないでしょうか

    • SaaKun より:

      コメントありがとうございます。
      どうでしょう、全てを管理仕切れますか?ローソンの件は確かに店長の息子ということなので
      (ただのバイトとは違って)責任も重たいでしょうが、丸源など他のケースでは一般のアルバイトです。

      個人的にはこの手の問題が0.1%程度発生するのは完全には止められないと思いますよ。
      (0.1%という数字は適当です。)

      2ちゃんなんて普段は引用しませんがここではあえて引用します。
      ぶっちゃけ現場じゃ賞味期限延ばしって普通じゃね?
      個人的にはアイスストッカーに入るより重大問題である消費期限の改竄ですら
      こんなにも多くの「現場」の声があります。

      まあ公になれば多少のシェアは良い(その居酒屋を使っている知人に知らせるためなど)と思ってますが、
      見せしめなどを目的とした炎上はやはりどうかと思います。

      私は会社に抗議の電話をするのが一番だと思いますけどね。