ビジネスでの挨拶の重要性について私の見解

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プライベート
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先日学生から次のような質問・悩み相談を受けました。

  • 自分は幼いころから空手などの武道をやっていて、挨拶や礼儀が当たり前なものである。
  • いま研究室では教授が全く挨拶をしない人。こっちから「おはようございます」を言っても返事はこない。理由がわからない。
  • 社会人になると、相容れない人とも上手くやらなくてはいけないのかと思うとがっくりする。大人になるとはそういうものなのか。。。

挨拶について私の考えを書いてみたいと思います。

挨拶の重要性をわかっていない社会人は多い

個人的には挨拶をしない人間は嫌いです。特にこの方が接しているような「こちらが元気よく挨拶をしているのに返事もしない(またはボソッと挨拶する)」ような人間には殺意 怒りを覚えます。挨拶というのはお互いを気持ちよくさせるコミュニケーションの潤滑油だと思っていますし、挨拶する側はどちらかといえば「相手に心地よい感覚を与えたい」から元気よく挨拶をしていることもあるでしょう。それなのに無視をするってどういう神経をしているんだと思います。

ここで難しい点が、挨拶をしない本人は挨拶の良さが分かっていないからしないのであって、それゆえこちらの気持ちを理解できるはずもないということです。相手が理解していないという意味では挨拶する側の「自分も相手も気持ちよく」という考えは独りよがりかもしれません。私が勝手に覚える怒りは、自己中心的な考えかもしれませんね。

たとえばデスクの上が散らかっている人は、散らかっていても自分自身は不快じゃないのかもしれません。(わたしがそのタイプですが・・・)でも周りからみたらとなりの人のデスクが散らかっている状態は不快です。不快な隣人が「片付けなさいよ」といっても当の本人はその重要性が分からない。そんな感じの難しさが挨拶にもあると思っています。

そもそも私は挨拶が大好きなんですよ。昔ファミレスのキッチンのアルバイトをしていたとき、あるタイミングで元気に挨拶をしようと思いたったんです。「いらっしゃいませ」と「ありがとうございました」をキッチンも言うのですが、それを思いっきり元気に言おうと。
突然いつも静かな私が大きな声で「いらっしゃませ」と言ったものだから周りは驚いていましたが、それから続けてみました。するととても気持ちが良くて体もとても良く動く。忙しくてもう入店しないでくれーなんて思っていた時期もありましたが元気にいらっしゃいませを言っていると「どんなに忙しくてもちゃんと作りきってやるぜ!」というモチべーションまで生まれるし。周囲からは「最近、安ちゃん元気で気持ち良いよ」と言われ、「ああ、挨拶を元気よく行うと良いことずくしじゃないか」と思いましたね。

Meet and Greet

後輩に挨拶させて自分は挨拶しない大人にだけはなりたくない

挨拶についてすごく感じるのが、「年長者ほど挨拶しない」ということの違和感です。でもね、年長者だって新米のころはせっせと先輩に挨拶をしていたわけですよね。それこそ挨拶を返してくれない先輩に悔しさや怒りを覚えながら、でも新米が挨拶をしないと怒られます。下にやらせるだけやらせる姿勢はいかがなものかと。

僕は挨拶には先輩も後輩もないと思っています。たまに後輩でも挨拶をしない人がいますが、そこで僕が「挨拶をしろよ」というのはこれパワハラに近いのかなと思っています。相手は挨拶の重要性を理解していないのだとしたら挨拶の重要性を教えることがまず先かと。だから廊下などで後輩とすれ違った時には、できるだけ僕の方から挨拶をするようにしていますし、徐々にでも挨拶をする元気な環境になればなと思っています。

だいたいね、私が働いている会社の中で一番挨拶が元気なのが社長なんですよ。めっちゃ元気でビックリするくらい。社長とすれ違って一瞬焦りながら「お、お、お疲れ様です」というと

「おう!!お疲れ!!!!」

ってめっちゃ大きな声で言います。やっぱ会社のトップが姿勢を見せてるんだなと思います。

社会人になると、いけ好かない人とのやり取りが辛そう

まあこれはあるかもしれませんね。挨拶の話からは少しそれますが、私もコンサル時代、ウマが合わないお客様はいました。そのお客様には電話をするのも緊張するし、訪問して会議をしているとわたしは終始緊張しっぱなしでした。担当を変えてほしいと頼んでもよかったのですが、まずはと思って先輩に相談したところいただいたアドバイスが「まずは安東くん自身がその人のことを好きになるように努力してみたら?」というもの。

ああなるほどと思ってその人の良いところを探すようにしました。すると色々なことが見えてきたんですよ。その人がなぜ私に辛くあたるのか、それはその人の立場上そう振る舞うしかなかったからだったということが分かったり、その人がその立場にいるから抱える悩みなども見えてきました。するとその人のことが理解でき、その人のためにも頑張って良い仕事をしようと思うようになったわけです。
ちなみにそのお客様とはずっとお付き合いさせてもらって、最後の方は本当にお互いを分かり合えるようになった気が(個人的には)しています。

仕事をしていて相容れない人とのやり取りというのは中々ヘビーなものではありますが、「その人が悪い」と思ってしまうとこちらも頑なになってしまいます。。その人とどうやったら上手く付き合えるかを考え、歩み寄っていく姿勢がプロフェッショナルの姿ではないでしょうか。

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