そろそろ就職偏差値という考えをやめにしよう

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先日京都の和醸良麺 すがりというお店に行きました。人気店だと聞いていたので並ぶことを覚悟していたのですが、店の前に5人くらいしか並んでいませんでした。「東京と違って『混んでいる』といってもこんなもんか」などとナメた感想をいたいた直後に唖然としました。

なんとお店の中に入ったらすぐに食べられるわけではなく、中に入ってからまた並ぶのです。だいたいここで15人くらい。更に驚くべきことにこの15人をなんとかやりきったあとは、一旦店の外に出て中庭みたいな場所でさらに20人くらい並びます。

通路

2014_11_24_12_55_32

中庭

よって5人くらい余裕だわあと思っていると、プラス35人で40人分並ぶことになるわけです。もちろん一見さんには分かりません。「あとチョットだな」「え!まだ並ぶの?」の繰り返しをしているうちに「ここまで来たら引き下がれない」と思うわけです。にくいやり方です。あっちちなみにこのお店はしっかり美味しかったですよ!

と、前振りが長くなりました。今日話したいのはこの中庭で待っている時に、ちょっと離れたところで並んでいた推定大学3年生2人の会話に端を発しています。

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就職偏差値を基準にしている

こんな会話でした。

そういえば就活って始めてる?

そろそろ動いた方が良いよね?

いや、まだ全然。業界も絞れてないわー

お前は?

全然。待ってるのヒマだし就活について調べるか

(スマホ見ながら)
そういえば就職偏差値って知ってる?
メッチャ参考になるから見てみ

おーすげー!わかりやすい!やっぱ三菱商事ってすげーんだな。

やっぱ大学の偏差値より下のところは行きたくないよね

つづく・・・

LINE風にしてみました。

思考浅すぎ!ってちょっとビックリしましたが、まだ就活を始める前の学生なのでこんなモンかとは思います。ですが、就活偏差値を基準にして就職先を選んでいくことの危険性はしっかり認識しておくべきです。今日はそんなお話。

偏差値は大学選びまでで忘れよう

正直、高校や大学を選ぶ基準として偏差値を用いるのは良いと思います。慶應と青学に受かったら慶應に行った方がよいです。なぜなら将来の可能性が倍ぐらい違うから。

私は人事部の人間として新卒市場のどまんなかにいますが、正直学歴フィルターバリバリの採用市場において、慶應と青学は雲泥の差です。私は就活時代にあまり学歴フィルターを感じたことが無かった(今の会社は学歴を見ないから)ですが、同業他社の話を聞いていると基本的に早慶一橋くらいまで。ダメならMARCHまで手を広げるというやり方を良く聞きます。「お前のところ『学歴不問』って書いてあるやん」と言ったら「まあそこん所はさ☆」で流されましたが、そういうモンみたいです。

ということで学歴至上主義の世界でのピカピカの履歴書にするためにも、良い大学は出た方がよいと思いますよ。

学校選びの時には上記の通り最も優先度の高い偏差値につづいて、「家からの近さとか男子校は嫌だとか、可愛い制服」という付加価値と呼べる要素が判断材料になります。もしくは僕みたいに「できるだけ偏差値の高い共学。可愛い子が多ければ尚良し」という選び方だったり。

頭の良さという絶対的な分かりやすい指標があったのが学校選び。

でも会社選びってどうですか?

人生において仕事に求めるものは千差万別です。ちまたの就職偏差値が何をもとに算出されているのか知りませんが、偏差値と会社を見る限り「入社の難しさ」が根拠なのだろうと思います。大学の偏差値もそうですからね。

入社の難しい会社に入ると幸せになるのでしょうか。大学の場合は先ほど申し上げたとおり入学が難しい方が就職に有利です。間口が広がります。じゃあ入社が難しい会社に入るメリットは?給与が高い?高偏差値=給与が高いではないですよね。もちろん外資コンサルや外資の金融はその傾向にありますが。

就職先を選ぶということは人生を選ぶということでもあります。どういう会社に入るか、自分が何をするかで人生は大きく変わります。ワーク・ライフ・バランスをどう取りたいのか、自分が仕事に求めるものはお金なのかやり甲斐なのか。こういったところが考えられていないと「言われたことをやるだけの仕事=仕事は耐えるもの」という風になります。自分の意思がないですからね。

自分の人生を自分で決められないなら偏差値を頼りにしても良いかもしれませんが、後で必ず後悔します。そういえば中学生のころ、高校受験まっさかりの僕らは「○○ちゃんどう思う?」「偏差値56くらいだね」みたいな顔面偏差値と名づけたもので会話していました。(気を悪くしてしまった人、ごめんなさい)

結婚するときに顔面偏差値が自分の納得感につながるかというと、顔が好きというだけで結婚する人はいないですよね。皆さんが就職するときに就職偏差値(=ただの入社難易度)だけで進路を選ぶことがどれだけ愚かなことか。

むしろ偏差値という指標から自分を解放してあげて、自分の意思で自由に進路を選べる人間の方が圧倒的に幸せな人生を歩めるでしょう。

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