問題を「自分ではない、なにか」の責任にしてはいけない

シェアする

私が働いているIT系ベンチャー企業で教えられることの1つに「他の人やモノの責任にするな」というものがあります。真に受けると、「全部自分で抱え込め」という風にも見えますから、これを下手に解釈すると、断るべきときに断れなかったり、抱え込んだ挙句、仕事量に忙殺されることもあります。

最近になってこの考えの意味と目的がやっと分かってきました。これは他の人のせいにするなということではなくて、自分ではない何かのせいにすることで、自分自身が考えることをやめてしまうことを防ぐためだと思います。

例えばお客様に急遽、明日の朝に提案資料を持ってきてほしいといわれたとします。この資料を完璧に作ろうとすると4時間かかるとして、今日はもう予定がパンパンで、1時間くらいしか作成するための余裕がありません。さてここでどうするか。

自分ではない何かに責任を押し付けると次のようなことが言えます。
・急に依頼をしてくるお客様が悪い(お客様のせい)
・時間がないから作成できない(時間のせい)

自分ではない何かのせいにするということは、解決をあきらめるための恰好の言い訳になります。
結局、上の二つの言い訳は「~~~なので、それはできない。」という結論に繋がるのです。

何かのせいにして解決をあきらめない場合、問題解決の責任は自分が負うことになります。すると、就活生向けのエントリー(就活生は悩んじゃダメだ。悩めば解決すると思っていますか?)でも書いた「どうすればよいか?」という思考ができるようになるのです。
例えば他の人が過去に作った資料を一部修正するだけで短時間で作成できるかもしれない。お客様も無理を言っていることは承知しているはずなので、完璧な資料は難しいことを分かっていただいて今回必要な部分をピンポイントで資料化すれば、短時間で質の高いものが作成できるかもしれない。
といったような策が考えられます。結果的に、4時間をかけたときのような見栄えのよい資料を作ることはできないかもしれませんが、お客様が欲しているものはきちんと提案内容にまとめて、お客様に「無理をいって申し訳ない。でも対応してくれてありがとう!」とハッピーな結末を迎えられるようになります。(かもしれません。)

自分で考えることが大切

自分の頭で考えることが大切

言い訳をしないことによるメリットはより多くの問題を解決に導くことですが、同時にもう1つ重要なメリットがあります。それは個人の成長です。それまでは言い訳を盾にして解決できないと思っていた難問を、解決しようと努力するのですから大変です。今まで通りのやり方だと上手くいかないことが多いし、工夫をしたり他人を巻き込む必要があります。もちろん解決できないこともあります。失敗して怒られることもあるでしょう。
ですが難問に挑み続けることで、解決できる問題のレベルも上がってくるし、他人の巻き込み方などのスキルも身につく。「あの人だったら解決できるかも」とどんどん仕事が集まってくるから更に成長できる環境に身を置くことになる。
これを続けると半年たったとき、3年たった時には随分と能力に差がつくことでしょう。

問題解決に対する一番の敵は思考停止だと思います。解決をあきらめることになりますから。
解決できない問題はない!できない理由ではなくて、どうしたらできるかを考える!」という姿勢はいつまでも忘れないようにしたいものです。

自分ではない、なにかのせいにしないことで自分をもっともっと成長させ、
ここではない、どこかへ自分を羽ばたかせたいと思います。

ハタラクティブ
関連記事広告
スポンサーリンク

シェアする

フォローする

スポンサーリンク