17卒新卒採用解禁は、スケジュール変更するのでなく制限を撤廃してくれ

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17卒採用がガンガン始まっていますが、採用スケジュールに動きがありそうです。

内定出し選考の解禁日を2ヶ月早める。既に説明会の会場などを予約している企業に配慮して説明会開始の時期は3月で変更なし。

画像はリンク先の読売新聞ページから

NewsPicks上ではほぼほぼネガティブな反応。私も同感です。

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学生が可愛そう

振り回される企業よりも学生が可愛そう。今の日本では新卒採用という概念があり、新卒者は優遇されます。欧米なんかにいけば、A社に入りたい人が受験して新卒なのか社会人経験ありなのかは考慮しないことも。そうすると既に経験がある既卒者の方が有利。だから学生はそのハンディキャップを埋めるために無給で良いから働かせてもらうためにインターンシップをする。

日本では新卒の方が既卒より優遇されますから、新卒キップは重要なのです。ちなみになぜ新卒を優遇するかというと、終身雇用を意識した長期雇用が前提にあるので「育てる」という考えが強いから。育てた人があと30年働いてくれるのか、25年しか働けないのかだったら長く働ける人の方が育て甲斐があるのです。欧米は即戦力を求めるので経験者を取るのです。

さてそんな新卒キップですが、大人のスケジュール変更に振り回されて、情報不足でせっかくのキップを棒に振ってる学生が沢山います。

16卒の時に発生したスケジュール変更では経団連は「学生が学業に打ち込めるように、スケジュールを後ろ倒し」にしました。その結果何が起きたかというと、正直者は「勉強しよ!」と就活をしないで、したたかな人たちはガツガツ就活しました。そして(大雑把にいえば)3年生の夏から動いていた人たちは勝ち組となり、スケジュールどおり3月に初めて説明会に参加した学生は負け組に。

見事に大人に振り回された格好になります。

採用にも自由競争を

なぜ早くに学生が動き出したかというと、早くから選考を始めた企業が沢山あるからです。経団連の倫理憲章とは経団連に加盟している企業は守る必要があるのですが、そうでない企業に加盟の義務はありません。まあリクナビなどのナビサイトがその時期からしか募集できないというような影響はありますが。

経団連企業というのは基本的に多くの人が知っているいわゆる大手企業です。通常、いわゆる大手でない企業に学生が受けに来るのは「学生が大手に落ちた後」です。でも大手が8月からだと、大手全滅した学生がその後に中小企業を受けるにはあまりにも時間が短い。だから自分達を見つけてもらえない可能性が高い。というような危機意識から「だったら先に動き出してやるぜ」という思いがあります。

もう一つ、外資系企業なども同じように経団連に加盟していません。そして外資系の有力企業はトップ層の学生から人気の企業です。ということで東大早慶などのハイクラス大学の意識の高い学生が外資系企業のインターンに参加しようと動き出し、そこから3年夏休みは優秀な奴はインターンに行くという図式が出来上がります。

そうすると日系の大手企業も「いやいや、優秀な学生を外資なんかにとられてたまるか!」となるわけでインターン戦争が2014年の夏休みに勃発しました。激しかったですよ、ホント。

で、結局優秀な学生はいいところに内定を取り、流れに乗ったけどうまく行かなかった学生は2015年8月まで内定が無い状態も生まれました。そして水面下では夏のインターンで企業が優秀な学生につばを付け、「お前8月1日うちに受けに来いよ。多分内定出るから」というコミュニケーションを取ります。リクルーターというやつです。

7月になってもリクルーターと接触できていない学生は基本的に大手の内定を取るのが難しく、第五志望まで転落。先にも書きましたが、まじめに8月から受ければ良いと思っている学生はほぼ死亡です。

企業や大人の本音と建前のはざまに溺れてしまった学生たちが本当に可哀想。とはいえ企業も企業にとって最も重要と言えるヒューマンリソース獲得のために制度の中でできるあの手この手を画策するのは当たり前。

いっそのこと制度なんか無いほうが良いんです。企業が建前を使わないといけない状況をもうヤメましょう。

大手企業は何もしなくても多くの学生が受けに来ます。そうでない企業は大手よりも頑張って宣伝活動をしないといけない。ここにはハンデがあって良いし、そもそも制度で縛るものでもないでしょう。制度で縛っても今年みたいに乱れまくるのは過去の歴史が証明しています。というか罰則もないから縛れてすらいないし。

いちど全て解禁してみたらどうでしょうか。それこそ1年次に内定を獲得して、悠々自適に学生生活を送る人が現れって良いじゃないですか。

就職活動・採用活動をもっと自由に!

ハタラクティブ
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