ビジネスシーンにおける『雑談』について考えてみる

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私は今は内勤ですが、去年まではお客様先にコンサルタントとして毎日訪問していました。お客様の業務上の問題を見つけ出し解決するのが私の仕事でしたが、面白いことにお客様に「解決したい問題」を聞いてみてもあまり答えは返ってこず、雑談ベースで「何か困っていることありますか?」という風なフランクな問いかけをした方が参考になる声を聞けることが多いです。雑談の中で本音が聞けたり、雑談によって生まれた関係性によるものかもしれません。

今回の記事ではお客様や社内の人間とコミュニケーションの1つである雑談の効果と上手な雑談の仕方を考えてみます。

◇雑談の効果◇

初めて会う人とも、そうでない人とも、距離を縮める効果があります。仕事の話で雑談をすると、自分と相手で双方どういった業務をしているのか、どういうことを考えて仕事をしているのかがより分かることで、その後の会話の濃さも変わってきます。またプライベートな内容の雑談でも同様の効果を得られます。その人の背景が分かることで信頼性も増すことでしょう。

もちろん雑談の内容次第ではマイナスの効果を生む可能性もあります。それこそ「昔は随分ツッパってたんですよ」という内容の話は多くの人に対しては良くは映らないでしょう。話す内容次第でコミュニケーションが円滑になったりこじれたりもする重要なものなのです。

時々「雑談は必要ですか?」という議論を耳にしますが、必要になるケースは必ずあります。そういうケースでは上手な雑談ができないだけでマイナス効果を生むかもしれないことも覚悟しておきましょう。
たとえばお客様先で、会議が始まれば資料に沿って説明をする手筈になっているものの、先方が一人忘れ物をして会議室を出たようなシーンです。すぐ戻ってきますし、会議を始めるのもちょっと都合が悪い、戻ってくるまでの間、何も会話がないと気まずいというシーンに心当たりはありませんか?エレベーターで上司と二人きりになった場合もどうでしょう。たまたま駅から会社の道で一緒になった《そんなに親しくない同僚》と、10分くらいの間どうやって過ごしますか。

こんな時に上手に雑談ができると、その後の仕事に良い効果を発揮します。

◇雑談の仕方◇
そうはいってもなかなか苦手な人がいると思いますので、明日からでもすぐに実践できるような雑談Tipsを3つ紹介したいと思います。いきなり実践編です。

  • 天気や季節のことを話題にする
    天気や季節を話題にすることは非常に難易度が低く、かつ効果的です。「いい天気ですねー」でも良いのです。「寒くなりましたね」とか「今年の夏は暑いみたいですよ」というような感じで。なかなか相手から反感を買うこともありませんから、難易度は低いと思います。そしてそこから「今年の夏はどちらか行かれるんですか?」と切り出すと1つ上の雑談に踏み込めます。
  • ニュートラルなスタンスを心がける
    例えば政治論議などを始めると相手と徹底的に戦わないと気が済まない可能性があります。政策についての議論をすることが目的ではありませんから、基本的には一般論を話すとか、喧嘩にならないような逃げ道を持つことを意識すると良いです。
    「アベノミクスには絶対反対なんですよ!」ではなくて批判したいのならば「新聞では随分褒められているアベノミクスですが、やはり一時的ではないかと危惧しています。」ぐらいに留めておけば相手からアベノミクスに対する肯定意見を強く主張されても「おおなるほど、そういう視点がありましたか」と衝突のエネルギーを逃がすことができます。
  • ニュースや新聞をネタに話をする
    時事ネタはビジネスマンでは共通の話題になりやすいです。自分の意見を持たないような分野の話でもニュースの論調を真似して話すだけで立派な雑談ができます。また新聞やニュースを良く見ているというイメージは「よく勉強をしている。信頼できる。」という好印象に繋がります。そしてなんと言っても日替わりランチと一緒で、毎日でも利用できるところが魅力的なところです。

雑談力が上がる話し方―30秒でうちとける会話のルールという本でも紹介をされていますが、雑談の肝は中身のない会話です。よく見せようと心がけると転んでしまうこともありますが、人間と人間は不思議なもので話をしているだけで関係性が良くなりますから、マイナスな会話を避けるだけで関係性は向上していくものです。そう思うと少しは気が楽になりませんか。

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