新卒で大企業に就職するということは、会社の歯車になること

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今回は「新卒で大企業に就職するということは、会社の歯車になること」というちょっと過激なタイトルで行こうと思います。
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大企業の仕組み


そもそも大企業とはどういう企業でしょうか。従業員数や事業規模など様々な切り口がありますが、ここでは一般的なイメージである「従業員数が多くて、事業規模が大きく、有名な企業」を例にします。

この様な会社では、そうでない会社に比べて次のような特徴があります。

  • 長い歴史がある。
  • 年功序列型の賃金モデルである
  • 世間からの期待が大きい。

これらの特徴は企業に対して次の縛りを生みます。

失敗せず、安定的に成長していく必要がある

それはなぜか。

長い歴史がある企業は、失敗によってその歴史を傷つけられませんから、挑戦的な事業には手を出しにくいものです。また年功序列の賃金モデルでは、年々人件費の負担は増加していきますから、今以上の成長を余儀なくされます。新規事業への挑戦や勇気ある撤退をしたとして、それが成功すれば華々しいですが、もし失敗したとなると投資家や世論は思いっきり叩きに回ります。

そこで大企業は次のような戦略をとるのです。

作業の効率化をして、マニュアル化する

作業の効率化をすることで、コスト削減や売り上げ向上など少しずつでも利益の拡大が見込めます。そしてそれを標準化してマニュアル化することで、以降その効率化された作業が間違いなく行われるようにするのです。大企業の特徴として「統制が取れている」というものもあります。例を挙げればチェーン店ではどこに言っても同じサービスを受けられる、コールセンターに電話をすれば誰に質問をしても同じ回答が得られるなどでしょうか。一般消費者からすれば当たり前のことかもしれませんが、これを行うために企業側は膨大な業務のマニュアル化と徹底した教育が行われているのです。

マニュアルをキャッチアップする能力が、大企業では求められる


ベンチャーなどで必要とされる「自分で考えて実行できる力」なんてものは大企業では求められないどころか、邪魔です。なぜならその発想は「今のマニュアルよりこっちのやり方の方が良いんじゃないか」という考えに繋がり、マニュアルを作ってきた先人からしたら邪魔な存在ですし、すでに多くの社員がそのマニュアルに準じて仕事をしているので「今のやり方は非効率だ!新しいやり方を!」と言うのはノイズになります。さらにいえば、その人が考える新しいやり方を実践したとして、それが失敗する可能性は否定できません。今のマニュアルは、少なくとも現在時点ではまあまあ成功しているので、それをあえて否定して新しいやり方をするのは大企業には負い辛いリスクです。

だから大企業ではマニュアルをキャッチアップして、それを適切に実行できる能力が求められます。キャッチアップは速い方が良いし、実行の段階でも正確であればあるほど良いのです。そういう意味では高学歴な人が就活でもチヤホヤされることは納得がいきます。キャッチアップは受験勉強で言えば暗記にあたり、実行は数学などの応用問題にあたります。公式や定理を覚えて、それを利用して目の前の問題の対処に姿は大企業の仕事のやり方に似ています。
だから受験戦争を勝ち抜いた実績というのは、大企業に必要な能力を有している証拠のひとつといえ、大企業で学校名が見られるということにはある意味納得感があります。

歯車になりたくない人は中小・ベンチャーへ


これまで述べてきたとおり、大企業では仕事のやり方はほぼ全て決められていて、文句を言わずに的確に行うことを求められます。これはまさに歯車といえるでしょう。反対に中小やベンチャーの場合は「そもそもマニュアル化するほど業務が標準化できていない」、「チャレンジし続けることが推奨される」という背景があり、事情は少し違います。もちろん決められた仕事がないわけではありませんが、自分で考えなければいけない仕事のほうが圧倒的に多いでしょう。特にベンチャー企業ほど、その傾向が強いです。中小の場合は大企業を見習ってマニュアル主義をとっている会社も少なくありませんから。

社員を企業を動かす部品と例えると大企業も中小・ベンチャーも同じかもしれませんが、イメージとしては中小やベンチャーの場合は自分で歯車の大きさを決められたり、エンジンになりたければなれるという違いがあります。

かくいう私もベンチャーに入社して5年目ですが、これまでの自社のやり方に疑問を呈して改革を行うために動いたところ、会社から賞をいただきました。これ、同じことを大企業でやろうとしたら干されたり片道切符の出向を命じられたに違いありません。

参考:組織を変えたいと思った時に社内の業務コンテストで最優秀賞をいただきました!! 

大企業に憧れる気持ちは分からないでもありません。でも自分がどういう風に働きたいのかという点は、必ず自分自身に問うてみてください。仕事を楽しいと思えるかどうかは、自分のやりたい仕事かどうか・自分の好きな会社かどうかではなく、「自分が働きたいように働けるか」であると私は思っています。

結局自分が働きたいように働ければ、それが自分のやりたい仕事になり、その会社を好きになれるはずです。

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