学生よ、今こそバイトに精を出せ!社会人が語るバイトの魅力とは

スポンサーリンク
プライベート
この記事は約6分で読めます。

アルバイトはArbeitというドイツ語から来ているそうですよ。でもドイツ語のアルバイトは副業を意味するらしいので日本のアルバイトとはちょっと意味合いが違うそうですよ。

なあんてくだらない雑学は置いておいて、日本におけるバイト事情や学生にとってバイトがどれほどどのように有益なのかについてちょっと書きたいと思います。

バイトの魅力

私は高校1年生から週6日クラスでばりばりバイトをしていたクチです。はっきり言ってバイト尽くしの学生時代を送りましたが、その裏ではバンド活動に明け暮れたり人よりも沢山青春活動を謳歌してきた自信があります。学生生活と遊び、忙しいバイトは両立できることを断言しましょう。忙しさの中で自分のやりたいことを実現するスケジュール管理と調整能力は、社会人になったら絶対に必要な能力です。(というかこの力がある人ほど、人生を充実させられます。そりゃそうだよね)

アルバイトの魅力とは何でしょうか?私は3つの魅力があると思っています。

1.様々な世界をみることができる

バイトの魅力はつまみ食いです。飲食店で食材をつまみ食いすることもそうですが(アカン)、何よりいろんな業種、業界の様々な仕事の中の人になることができることです。私はファミレス、居酒屋、懐石料理など飲食店だけでなく、アミューズメント店、携帯電話工場、学力テストの採点、コミケの運営、ティッシュ配り、アパレル倉庫、ちょっと人に言いづらいやつなど様々な仕事に触れてきました。そういえばコンビニは手を出さなかったなあ

もちろんつまみ食いなので完全に味わえないのですが、それでよいのです。学生時代に多種多様な業界をみてきた経験というのは社会人になったときに役立ちます。たとえば私は新卒で人事部のためのITシステムのコンサルタントになりました。当時ITなんかこれっぽちも知らなかったし、人事部というのも良く分かりませんでした。でもいろんな業界を覗き見してきていたので、各業界の勤務体系の違いや働く人種、どういうシフトの提出の仕方が一般的なのか、そんなことはなんとなく頭に入っていました。自分ごとでしたから。

その経験があったので、人事部さんが「シフトを1ヶ月単位にするのと1週間単位にするのと迷っている」という話が出たときも、何も知らないながらも先方が話している内容が理解できたのです。

懐石料理屋での経験から、接待の店選びの目利きができる。工場での仕事経験があるからホワイトカラーとブルーカラーの働き方の違いなども実体験で理解できる。コミケの運営を1日だけやったことがあったので、全然オタクじゃない私がアニオタのお客様との雑談に困らなかった。居酒屋でのバイト経験からほとんどのスタンダードカクテルをレシピ見ないで作れる。ティッシュ配りをやっていたのでナンパの度胸がついた(違うか)。

などなど「ああ、あのバイトやってて良かったなあ」と思うことを書こうとすると、枚挙に暇がありません。

 

2.友達の幅が広がる

バイトというのは面白いもので、居酒屋の兄ちゃんでいそうな人とファミレスのモーニングでいそうな人は違います。層というかクラスタがあるんですよね。だから色々なバイトを経験すると色々なクラスタの人と友達になれるのです。それこそ居酒屋の深夜のバイトだと将来デビューして有名になるバンドマンがいるかもしれません。どうでも良いですが、私がバイトしていた職場には三遊亭小遊三師匠の息子さんがいたり、立川談吉さんがいたりとなぜか落語色が強かったです。どうでも良いですね。

20160806

サラリーマンになると、やはりその会社の人とつるむことが多くなります。飲みにいくのも休日に遊ぶのも。学生時代の友達の幅が少ないと、自分の友達の幅はさらに狭くなっていきます。学生時代に大学や自分のコミュニティーの枠を超えて、普通だったら関わることもなかったなという人と友達になれるチャンスはバイトがピッタリです。そして今はフェイスブックなどで簡単につながりを持続させられますし、そのつながりがあとで自分にどう跳ね返ってくるかは予想も付きませんが、人脈という形でよい効果をもたらす可能性が高いです。(悪いことしてたらダメですよ)

3.就職活動で語れるネタになる

3つめは就活絡みです。よく学生から相談を受けるのが「学生時代に頑張ったことを聞かれるけど、無い!」というものです。まあ気持ちは分からんでもないですが、数多の候補者から活躍してくれそうな学生を選ぶ人事の気持ち的には「何か語ってくれ」と思うものです。もしあなたが娘の父親で、娘が連れてきた彼氏が「僕はこれまで特に頑張ったこともなく・・・」って言ってきたら気持ちよくないでしょ。何かアピールをしてほしいと思うのが人情です。

さてそんな時に役に立つのがアルバイトの経験です。仕事にも近いものですし、どんな職場だってそれなりに大変な経験をしてきたはずなんです。混雑する店なので、いつも土日になると料理の提供時間が遅れてクレームになっている。新メニューの工程が複雑すぎてオペレーションとして改善が必要だ。高校生が多い職場なので、いつも中間期末テストの前にはシフトがカツカツになる。などなど。こういう問題はバイト先には山ほど転がっているんです。そしてたいていそういう問題は店長がなんとかしようと頑張って疲弊しています。そんな時にぜひ立ち上がってみてください。解決できなくても良いのです。少しでも良い方向に向かえばそれがあなたの成果です。そしてその成果は就職活動の面接でバッチリアピールできるものです。

頑張った経験をつみたい方はサークルの役員になるよりも、よっぽど大変なバイトでの経験を積んでください。

ここで一つだけ注意しておきたいのは、就職活動で語りたいならそれなりに長い期間バイトしている必要があります。一ヶ月の短期バイトよりも4年やっていたバイト先でのアピールの方が断然良いです。

オススメするバイト選び

これまで書いてきたように、就職活動などでアピールするためには長期間どっぷり腰をすえて働ける環境で続けるべきです。個人的には1人暮らしをした時に困らないように飲食店の調理担当なんてオススメです。料理ができるようになるだけでなく、洗い物にも強くなるのが飲食店のキッチンです。正直飲食店の接客はあまり将来に活かせる何かはないと思っています。クレーム対応はBtoBビジネスのそれとはちょっと違いますし。

で、飲食店での何でもどっぷり腰をすえながら、夏休みなどを利用して短期のバイトをたくさんすることを薦めます。やっぱりバイトを辞めるのって悲しい気持ちになりますし、後ろ髪引かれる思いがありますし、辞めるのになれるのも良くないです。反面短期のバイトであれば明確に終了があります。たとえば海の家のバイトなら海のシーズンが終われば任期満了で解散です。これは気持がよいですよ。やりきった感!


ということで、長期のバイトをやりながら短期をたくさんやる。そんな風に理解していただければと思います。なお長期のバイトは辛いバイトであればあるほど良いですよ。筋トレみたいなものなので、楽するより将来のために自分をちゃんと追い込みましょう。そのほうが成長するし後になってたくさん返ってきます。

 

タイトルとURLをコピーしました