「安東さんは今のお仕事、楽しいですか?」という学生からの質問

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ここ最近はほぼ毎日面接をしていまして、約一ヶ月でのべ100人以上を面接しました。
自分で設計しておいてアレですが、鬼のようなスケジュールですw
ハードスケジュールに付き合わされる同僚には申し訳ないなと思いながらも、なんとか今夏の面接はもう少しで一段落しそうです。
皆さんお疲れ様でした。この場を借りてお礼を言います。

さて面接をしている中で、何人かの学生からこんな質問を受けました。

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今のお仕事、楽しいですか?

それも「うん!メッチャ楽しいよ!」という答えを期待している表情ではありませんでした。
「ぶっちゃけどうなんですか。やっぱり苦痛ですよね?」という背景で質問をしているように、表情などからうかがい知れました。

私の会社は決して楽ではない仕事で有名です。そういう観点から「この会社の仕事はやっぱりキツイんですか。」という風に聞きたいのならまあよしとしましょう。
ただこれが「やっぱり社会で働くってのは辛いことなんだろうか」ということを確認したくてしている質問だとしたら悲しいです。

これから社会に出ようとする学生がワクワクして意気揚々と就職活動をしてほしいと思っているし、そうでないなら仕事の楽しさを教えてあげたい。そう思うわけです。

どういう時に一番喜びを感じますか?

という質問に対しては色々な答えがあります。コンサル時代の、そして一年目の頃はとにかくお客様から感謝されるときに喜びを感じていました。
まあよくあるやつです。月並みなやつです。

それから徐々に変わってきて喜びを感じる要因が変わってきました。難しい仕事を成功させたときだったり、業務改善などにおいて高い効果が上げられたとき、「多分俺じゃなかったらこの仕事失敗していたんじゃないか」と思えた時などに喜びを感じるようになりました。

人が仕事においてどういう時に喜びを感じるかということは、たぶんフェーズによって変わってきます。下っ端だったときは上司に認められたときに喜ばしいでしょうし、後輩ができれば後輩の成長を感じたときもでしょう。上司になれば部下をマネジメントして成果を出せたとき、数字の責任を追う立場になれば達成できたとき。

だから注意したいのは表面上の仕事のやりがいに惑わされないことです。仕事を選ぶときなんかはまさにそうで、たとえば「お客様のありがとうに常に接していたいです」と言って飲食業を選んでも、正社員で飲食業に就くと、5年もすればスーパーバイザーになって店舗の管理の仕事になります。接する相手は各店舗の店長。その時に大切なことは「フェーズが変わった時に喜びの対象を変えること」です。

お客様と接することができると思ってこの会社を選んだのに!!と腐っているようだといつまでたっても仕事の本質的な喜びを感じることはできないでしょう。

私がいまの会社で普遍的に感じる喜びは、正直に仕事ができること


会社に入社してから今まで、常に疑わずに感じてこれた喜びが「正直に仕事ができること」です。

  • 自社の製品やサービスを心から信じてお客様に提案できる
  • 本当にWIN-WINなビジネスモデルであること
  • (新卒採用担当として)正直に自社の説明をすると、学生にとっても魅力的に思ってもらえる

などが、正直な仕事の例です。いずれも、実現できる会社は少ないかと思いますが、これを愚直にやっている会社だからこそ5年以上何の不満もなく楽しみながら仕事ができている気がします。

たとえば営業においては「数字を追え」という上司と「あのお客様には売らない方がお客様のためだ」という判断をした担当者のジレンマが発生します。
また自社の製品を心から信頼できない人(またはそもそも製品自体よくないけど戦略的に売ることが上層部で決まった場合など)は、その製品を扱って営業活動をしている自分に腹が立ってきます。

正直に仕事ができる環境というのは非常にまれだとは思いますが、転職活動中の方、就職活動中の方はそういう視点でも会社をみてみることをオススメします。

楽しいかどうかの判断は、入念な下調べから


結局多くの場合、転職をする人は「こんなはずじゃなかった」といって転職します。典型的な例がこちらに書かれています。該当の箇所を引用します。

有名大学をそれなりの成績で卒業し,大手の銀行に入った行員の多くは希望と情熱に満ちています。「日本の経済を立て直すためには銀行がリードしなければなりません」と大志を抱いて入行してくる者も少なくありません。しかし,新人研修の後に配置になった支店では,黒い物でも白いと言わなきゃいけない支店長の権威,日本経済が云々と話をするなら自転車で預金集めされられる現実にぶち当ります。銀行検定の勉強をして同期で一番になろうと思っても,上司に飲み会に誘われるのは日常茶飯事。普通の会社でもこういう現実に直面することになると思うのですが,銀行員の多くはプライドの高い優等生,精神が壊れてしまう人が多数出ます。壊れなくても,辞めて行く人の多くは精神的に追いつめられています。

今の時代、調べれば分かることは圧倒的に増えました。銀行に入って一介のバンカーになっても日本を救うことなどできないことは調べればわかります。半沢直樹にあこがれてかどうかは知りませんが、「自分はやれる」といった意味不明な自信とプライドを持っていると、自分を追い詰めることになりかねません。

ファーストキャリアで失敗すると立て直すのは大変です。銀行で潰れて辞めた後、転職しようとしても新卒プレミアム特権もなく、実力もついていないので中途採用市場では安く買い叩かれる。運良く第二新卒採用を行う企業を見つけられるかが勝負という分の悪い戦いに挑まなくてはなりません。

「何をしたいのか」と自分都合で考える人が多いですが、
「何ができるのか」という視点の方が、より大切だと思いますよ。

ハタラクティブ
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