イケダハヤト氏の 独立起業!「働きすぎ」に陥らないために必要なことに感化されて私も一筆。
会社員ってホント気楽で良いですよね。残業するなら残業代くださいとか言えるのがヌルいです。売上を増やさなくても規定の時間以上会社にいて作業をするだけで、報酬が多くもらえるなんて。
私も一介の会社員ですし、ヌルい状態に文句を言う気は毛頭ありません。現在の法律がそうなっているのだから、それに沿って社会は動いているだけです。
が、僕らは会社や同僚先輩に大いに守られながらヌルい生活を送っていることだけは重々認識しておくべきではないかと思います。
大企業を辞めてフリーランスになったイケダハヤトさんの文章を引用します。
独立して感じたことですが、会社に在籍している最大のメリットというのは、半ば強制的にオン/オフを区切ってくれる点にあります。始業時間があり、就業時間がある。会社が「休み」を用意してくれ、休暇を取ってもしっかり給料は支払われる。会社にはそういう仕組みがあるので、安心してオフの日を楽しめるわけです。
そうなんです。会社員(に限らず組織に属している人間)は会社が休みをくれるし、夜帰る時間も決めてくれるのです。だから自分ですべてのタイムマネジメントをしなくてもある程度は会社がやってくれる。
私の会社はフルフレックスで出社時間も決まっていなければ退社時間も決まっていません。よって全て自分でコントロールする必要があります。これって結構難しいんですよ。
やりたい仕事は山ほどあるから、夜に予定がなければいつまででも仕事をしてしまう。そうすると疲れは溜まるし良くありません。だから「今日は何時に帰るぞ」と自分で決めないといけない。そのためには、ホントは今日終わらせたかった仕事を明日に回すという決断も自分でしなくてはいけない。
いろんな決断をしないといけないという状況は結構苦痛と責任を伴います。それこそ「ノー残業デーだから6時には絶対帰れ!」と言われれば、次の日になって「なぜまだこの書類ができていないんだ」と言われても「ノー残業デーだったので」という言い訳が効きます。
会社員の場合、自分が会社の利益にどれだけ貢献しようができなかろうが、自分はダメージを受けないというのもまた気楽な部分です。フリーランスで「この案件をロストしたら来月の生活が」という危機はたくさんあるでしょうが、会社員の場合は怒られるだけです。まああまりにも不振が続けば査定に影響するでしょうが。
会社は本来僕らが負担するべき社会保険料も半分以上払ってくれていますし、福利厚生や有給休暇という制度もよく考えたらなんてサービス精神旺盛なんだろうと思います。
何が言いたいかというと、僕らは会社のために働いていますけど、それ以上に会社に守られながら生きているということは自覚しておいたほうが良いということです。