ゆるい就職はホームレス予備軍!絶対ゆる就をしてはいけない3つの理由

スポンサーリンク
仕事
この記事は約5分で読めます。

いまだに物議を醸しているというか盛り上がっている「ゆるい就職」について私の考えを述べておきます。
一応この記事を参考にゆるい就職を斬っていきます。

働き方に選択肢があることは良いことであるという考えではおるのですが、それでも若者とくに新卒でゆるい就職をするのは百害あって一理なしです。そういうお話。

50過ぎて緩やかに働きたいという人には良い選択肢であるとは思いますけどね。

さて、

ゆるい就職をしてはいけない3つの理由

まともな生活できないよ

記事に挙げられているIT企業イノベーションは週休4日で給料が15万円とのこと。雇用形態は派遣。15万円といっても所得税は引かれるので13万くらい。そして社会保険は加入できないので自分で国民健保に加入したり国民年金を払わないと行けない。わすれてた、あと住民税。トータルでおそらく手取りは11万円くらいでしょう。

さて、果たして手取り11万円でどういう生活ができるのか。勤務地が東京だと、埼玉や神奈川の辺鄙なところで家賃を抑えに抑えて4万円くらいでしょうか。光熱費や携帯などでどれだけ低く見積もっても1万円。もちろん普通のスマホは持てません。熱くても寒くても冷暖房は基本無し。シャワーも2日に一回くらいでこんなもんでしょう。

携帯代:3500円
水道代:2000円
電気代:4000円
ガス代:2000円

一人暮らしだとかなり節約してこんな感じですね。

頑張って自炊して弁当も作って、1日の食費を700円くらいにしても月に20000円

そうすると月の可処分所得がざっくり4万円という計算。もちろんスーツを買わなきゃいけなかったり、医療費、親戚の冠婚葬祭などでパカパカ出費はかさみます。まともに自分の趣味とか「やりたいこと」に注ぐお金なんて残らない。この時点で「仕事に追われるのではなく、やりたいことをやるためにゆるい就職をする」という図式は思いっきり破綻します。

だいたい結婚できないよ。子供養えないでしょ。自分一人でさえ食っていくのがやっとだし。そして自分一人についてもかなり無理のある生活をするのでガタがきやすいと思います。十分な栄養は取れないし睡眠環境も良くないし、家賃を安くするために遠いところに住むから通勤めっちゃ大変だし、まともに生活できません。

キャリアが全く積めない

特に新卒の就活をしている人は、将来の転職なんてことは視野に入れていないことが多いです。考えが及んでいないケースが大半ですが、中には「一生ひとつの会社で勤め上げるから転職については考えてない」という強者もいます。ちなみに一生勤め上げるつもりの人も、必ずいつか転職活動をする日が来ることは予言しておきます。会社が潰れる、買収されてリストラが始まる、子会社出向になって給料下がり生活できないなど様々な理由で、図らずもそう僕らは転職活動をしないといけない日が来るのです。

転職時に見られるのは履歴書と職務経歴書です。中途採用の場合、あるエージェントに言わせると「書類で7割決まる」とのことです。会ってくれる前に書類でほとんど決まるのです。ゆるい就職をした人は書類にどういうことをかけるでしょうか。

採用形態は「派遣」や「契約社員」と書かざるを得ません。このご時世、景気は良くとも正社員じゃない人が正社員になることがどれだけ難しいかはいろいろなニュースを見ていると想像がつくでしょう。キャリアアップは非常に難しいのです。

そして職務経歴書には何もかけません。職務経歴書は「あなたがどんな強みを持った人間なのかを、実績を証拠として伝える」ものです。

よって難しい仕事であればあるほど光った職務経歴となりますし、仕事の責任範囲や任され方によっても見え方は変わってきます。

果たして週休4日のゆるい働き方をする若者はどれだけそういった仕事ができるのでしょうか。まず始めからゆるく働いているのでスキルも足りず、難易度の高い仕事は任されづらいです。そして週休4日で働いてる人に責任ある仕事を任せられると思いますか?たとえば顧客との窓口にその人をあてたとして、月〜金のうち3日しか出勤してないんですよ。まともにお客様とやり取りができる訳ありません。だから必然的に下っ端の使いっぱしりになるのがオチです。

いつ出勤しても良いアルバイトは、その程度の職務しか任されないのです。それと同じ。

ということで、まともに生活できないことを知ってイザまともに働こうと思ってもまともに働けません。そこんとこ分かってんのかな?

ホームレス予備軍だよ

もうここまで読んでもらえればどれだけアホらしい選択か分かってもらえたでしょうが、最後にもう一言。

ゆるい就職はホームレス予備軍です。いつまで経っても成長しないのに年だけとっていく。労働市場では年齢は思っているより大事です。若いほうが育て甲斐があるのは育てたあとのリターンが大きいから。企業が金をかけて成長の機会を与えてくれるのは若い時だけですよ。それ以降は即戦力採用。でも戦力になるような成長ができていなかったらもう終わりですよ。どうせ景気後退で派遣切りをいつか始めるんですから、そのときにどこからも雇われずに生活保護かホームレスになります。

Homeless woman with dogs

とくにMARCHクラスの大学を出て、自分からゆるい就職をして後から後悔した人ってさすがに親戚周囲は冷ややかだと思うんです。だとすると生活保護も申請しづらい(たしか家族親戚が助けてくれる状況だとなかなか承認してもらえないとか意味不明な運用になってたはず。違ったらゴメンナサイ)ので、ホームレスになりやすいんじゃないかな。

ということで、ゆるい就職なんてやめましょう!音楽や芸術の夢を追いたいならガッツリバイトをしたら良いです。私がかつて所属していたバンドメンバーやその周りのバンドも、金のためにガツガツバイトをして、限られた時間の中で夢を追って今でも頑張ってます。バイトは夢を追うために必要な金を得るためのもの。それ以上でもそれ以下でもない。そういう人向けに提供されてる働き方としては理想だと思いますよ。雇われる障壁は少ないし、深夜などの辛い仕事なら給料は高いし。出勤も自由だからライブで忙しい時はシフトを減らして稼ぎたいときはガッツリなんてこともできる。

中途半端に社会人やるなんてバカらしい。社会人をやるなら、その世界で生きることがどういうことかをちゃんと自覚する必要があります。僕は社会に出てから大変さを知りました。まあ一般的なレールに乗っただけなのでそれでも問題はありませんでした。

でも一般的な路線から大きく道を踏み外そうとしているなら、そのリスクはしっかりと認識すべきです。

以上!

タイトルとURLをコピーしました