「なぜ?」は相手を責めて、何も言わせなくする呪文ではありません。

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トヨタの文化に「なぜ?」を5回というものがあります。これは問題の根本原因を特定して、解消するためです。決して相手を責めて何も言わせなくする呪文ではありません。

たとえばラインでの作業で欠陥品が多く出ているようだ。

なぜ?「三浦班長が指揮をとっている工程で、多くミスが発生しているようです。」

なぜ?「そもそも複雑な工程であり、他の工程よりも人間が手を加えているため、ヒューマンエラーが発生しやすいと思われます。」

なぜ?「この部分の組み立ては機械では現状難しいためです。技術部からも『来年には』と言われていますが、現状は人間による手作業をせざるを得ません。」

じゃあどうする?「チェックの工程を増やします。具体的には、この部分に人を2人あてます。現状、月単位30万円の欠品が出ていますが、一人分の人権費を充てても妥当なものだと思います。」

と、最終的に問題の根本を突き止めて、解決策を見出すための呪文が「なぜ?」なのです。具体的にコアに行き着くまでブレークダウンしていくのです。そしてコアに行きついたら「じゃあどうすればいい?」と発想を変える必要があります。

そうしないと、どこまでも突き詰めていくと なぜ?「私が生まれて来たことが諸悪の根源です。」まで辿り着いてしまします。もっというと「神がこの世界を作らなきゃこの問題は発生しなかった」とさえなってしまいます。

ミスしたときの「なんで?」が怖いという記事を読みました。

うっかりミスでしたというのも一つの結論です。それが今後起こらないようにどうするかを考えたらよいのです。考えても解決策が見出せないものもありますよ。どれだけ考えても「地面の石ころに躓いて転ぶ」ことに対する予防策が見出せないのと同様、見出せないものもあります。そこまでなぜ?と聞いてくるのは意地悪ですので、「私にはこれ以上浮かびません。逆に奥村さんには何か解決策がありますか?」と聞いてみればよいでしょう。

こういうなぜ?と考えて、じゃあどうする?の答えを見つける思考方法を問題解決思考と呼びます。現代ビジネスマンに必須のポータブルスキルといわれていますので、是非勉強してみてください。

ハタラクティブ
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