ディズニー関連ホテルの食品偽装に思う、自分で自分の身を守ることの大切さ

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プライベート
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何故か大手マスコミが報道しないディズニーランドの食品偽装!今年の5月にディズニーは偽装情報を公開するも、一ヶ月後には削除!という記事を読みました。個人的にはディズニーランド関連ホテルが車えびと偽ってブラックタイガーを提供していたことについては、そんなに悪意は感じません。それでも有り余る満足を提供してくれているというのが私のディズニーへの印象だからというのが大きな理由です。

例えば生ビール一杯200円!!と言って呼び寄せて、実は発泡酒を提供しているというのとは訳が違うというのが私の感想。利用者側の判断軸になる大切なことを偽るのは許せないという感じです。ディズニーランドのホテルの場合も、「車えびが食べられるから」という理由で利用する人は滅多にいないでしょう。言ってしまえば「ディズニーで過ごすという超非日常の幸せな空間を彩る演出」ということで、嘘も方便とも言えるかもしれません。

以前私が、阪急阪神ホテルズの偽装問題発覚よりも前に「私は」人が上に乗ったバンズより、嘘つき商売に悪意を感じる。という記事を書きました。食品偽装なんか取り沙汰される前から世の中には食品偽装が溢れかえっていて、その事実を知っている人は知っていました。よって結構マスコミの報道についても「何をいまさら」と思いましたし、騒ぐ国民に対しても「何をいまさら」と思っていました。なんだか「うってつけのストレス解消相手を見つけたから皆で攻撃しよう!」という印象を受けていました。

私が上で紹介した記事を書いた理由は、「みんな偽装なんかされないように、自分の身を自分で守れるようにしよう」というものです。もちろん提供者側にちゃんとしてもらいたいのは山々ですが、ちゃんとしろよというだけでは多分駄目だと思っています。性善説よりは性悪説派です。提供者が「どうせバレないだろ」と思うから偽装するわけで、「すぐにバレる」状況ならば提供者も悪さできないという論理です。
これは自分の家には鍵をかけましょうと基本的な考え方は同じです。鍵をかける理由は自分の財産を守ることと、相手に「侵入できるならしちゃおうかな」と思わせないことです。

今回は食品偽装についてはここまでにしておいて、マスコミに目を向けたいと思います。

TDRを運営するオリエンタルランドの完全子会社で、ホテル運営のミリアルリゾートホ テルズ(千葉県浦安市)は5月30日、サイトに「一部メニューの使用食材に関するお詫(わ)び」を載せ、ブラックタイガーを「車海老(えび)」、交雑種の 国産牛を「和牛」などとしていたと公表。問い合わせ先電話番号もあった。

5月30日ということで、10月22日に発表された阪急阪神ホテルズの随分前ですね。そこから芋づる式に様々なホテルや百貨店で露呈していきました。(食材偽装の百貨店・飲食店・ホテル一覧【食品偽装】)ではなぜディズニーについては一切報道されなかったのか。

様々な理由があると思いますが、大きいのは「マスコミのわが身可愛さ」のせいだといえるでしょう。

ディズニーランド食品偽装はなぜ批判されない?巧妙手法とマスコミタブー、ディズニー信仰

 いったいこの落差は何なのか?
この背景には、ディズニーが一種のマスコミタブーとなっているという現実がある。大手出版社の編集者がこう語る。

「とくに民放テレビ局と雑誌はディズニーに頭が上がらない。大スポンサーとして莫大な広告費をもらっているうえ、ディズニー関連のパブ番組、記事は読者のウケがいいですから、関係を悪化させるわけにはいかない。

なるほど。民法マスコミは営利企業であるから大きな損失を被る可能性のあるディズニー批判はできないということ。

もうひとつ、ディズニー信仰についてこういう記述があります。

 1983年のオープンから30年、来場者はすでに5億人を突破し、ディズニーは単なるテーマパーク以上の存在になった。ユーザーの多くがその夢の 世界に魅かれ、まるで信者のようにディズニーのやることすべてを肯定する空気が広がっているのだ。そして、不祥事やスキャンダルを報道しても「そんなもの は聞きたくない」と無視され、むしろ「夢を壊すようなことをするな」という反発が返ってくる。

実際、8月に当サイトで、ディズニーランドが幻想を利用して大量のアルバイトに、一部無手当で管理職務を行わせているブラックな実態は報じられた際も、

「ディズニーをブラック扱いするのはおかしい」
「(ディズニー批判は)ひねくれている」
「みんな純粋にディズニーが好きで仕事をしているだけ」
「お金だけが仕事の目的じゃないはず」

など、多くの「ディズニー擁護」の意見が見られた(『ディズニーランド、美談に隠されたブラックな実態〜バイトを魔法にかけ無報酬で酷使?』)。

これは大いにあるでしょう。まあ私個人的に「人間は自分の都合でしか動けない」と思っている(これについてはいつか記事にしようと思ってます)ので、「マクドを批判して、ディズニーを批判しないのはおかしい」というつもりはありません。なんだかディズニーにはそういう魔法があるように感じます。公共の利益を考えると、多くの人のハッピーを壊すよりはもみ消そうと判断するのも、まあ分かります。(法律的には微妙ですがねー)

でもそういう状態であればマスコミはディズニーからの打撃に合わせて大衆からの批判も受けることになり、さらに営利団体である民法マスコミにとってディズニー批判はできなくなります。(NHKくらい、ちゃんと報道しろよと思いますがね)

ここから分かることは、NHKを含めてマスコミはまったくもって公明正大とはいえませんし、どちらかというと一連の食品偽装騒動は国民に情報を伝えたいというよりは視聴率を稼げる情報いただき!と金儲けのために報道しまくったと言えるでしょう。

それこそ「何をいまさら!」と思う人もいるでしょう。私もそんな構図は認識しているつもりでしたが、今回の件で私の中でそれが浮き彫りになったというか、「そこまでか…」という驚きがありました。

自分が自分の判断に納得するためには、それなりに正しい情報を持っておく必要があります。マスコミ批判はしますが、批判だけじゃなくて自分がどうしたら正しい情報を得られるかについてはこれからも追及してゆきたいものです。

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