サラリーマンじゃないんだから、ビジネスマンは残業代ゼロであるべき

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学生時代にバイトをしていたお店では、サラリーマンという言葉を使うことを禁止されていました。例えば忘れ物があって、どういう人が忘れたのかという情報を台帳に書くときも「20代くらいビジネスマンのお客様」と書かなければなりませんでした。

理由を聞くと、サラリーマンという呼び方は失礼にあたるからとのこと。皆さんの感覚だとどうでしょうか?当時大学生のわたしには「たしかにサラリーマンって雇われで社会の歯車で、我慢しながら働いている人」という侮蔑の感覚がありました。ビジネスマンという言葉にはバリバリビジネスしてるイメージ。ちょっとかっこいい。ものは同じだけどスパッツっていうとオバサンくさいけどレギンスっていうとオシャレみたいな感じですかね。

ちなみに私が社会人を6年経験して思うのは「そんな呼び方なんてどっちでもいいわ!」という感じ。でも接客業界ではサラリーマンという言葉は侮蔑にあたるというくらい、社会一般的にはサラリーマンよりビジネスマンの方がちょっと上なブランディングがある。

Cydcor Conference attendees

なぜでしょうか。サラリーマンを縮めた「リーマン」という言葉が女子高生がバカにしたようなイントネーションだから?それもあるのかもしれませんが、おそらく一番の要因は「サラリーを貰って働いている人」というその言葉の意味ではないでしょうか。サラリー、つまり給料と引き換えに自分を犠牲にして働かなければならない人。

学生という言葉に侮蔑のニュアンスはありません。学ぶ生徒という非常にポジティブな言葉です。ビジネスマンもビジネスをしている人という意味で、ポジティブですよね。スポーツマンっていうのと似ています。

さてここからが本題です。

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残業代をせびるのはサラリーマンだから

あえてサラリーマンとビジネスマンは違うという前提で考えてみます。言葉から考えると、サラリーマンは自分の人生のうちの時間の一部を会社に提供しているので、それに対して全うに対価が支払われることを期待する人です。ビジネスマンはビジネスをしているので、ビジネスに対して対価が払われることを期待する人です。何を言っているか分かりますか?

飲食店のアルバイトは時給制です。労働力を時間に換算して提供した分を給料としてもらいます。これはサラリーマンと同じ。そして店長はその店舗の運営責任者であり、売上にも責任を持ちます。売上目標を達成するためにありとあらゆる努力をする。そして目標を達成する。だから給料が出る。達成できなければクビとか降給とか。これがビジネスマン。まあもちろん1ヶ月での結果なんて運の要素が強いですから半年とか1年スパンですが。

この店長の仕事において「何時間労働をしたので○円頂戴」というのはナンセンスであるということが分かるでしょう。店長の仕事は売上を上げること。そのために必要ならば自分が働けば良いし、スタッフの育成とシフト管理が適切に行えているなら働かなくて良いわけです。この世界において本来ならば時間あたりの給与という概念がそもそも存在しないはず。これがホワイトカラーエグゼンプションの正体です。まあ日本では法律上それが許されていないので、店長も残業代つけていますがね。でも残業代をつけるとエリアマネージャーからは無能扱いされて昇進に響くから泣く泣くサービス残業しているのが現状でしょう。だったら残業代なんて無い方がそもそもマシです。

ただその分給与は上げるべきです。給与のアップ無しに裁量労働制なんてやる会社はブラック認定して良いですよ。問答無用で。税込み1000円だったお店が消費税8%になって税抜き1000円にしたのと同じくらい悪質です。

よく「残業代をゼロにしたら何時間も働かせられる」という声を聞きますが、私には何を言っているのか分からない。残業代がゼロなんだから、みんな残業したくないです。だから早く帰宅するためにどうしようかを工夫します。皆のベクトルが早く帰る方向に向きます。早く帰ることに文句言う人がマイノリティになります。働かされる環境なんて変えてやりなさいよ。話がおもいっきりそれました。

いくら正社員だからといって、時間に対して給与を請求する働き方ってアルバイトと何も変わらないですよ。リーマンと女子高生にバカにされる気持ちが分かります。自分の仕事が遅いからって会社に余分にお金を請求するのはズルいというか意味が分からない。もちろんどうしようもない位急に大量の仕事を終わらせる必要が出た時に請求する分には良いと思いますから、残業代の全てが悪というわけではありません。

でも残業代なんてものがあると、残業代目当てに残業する輩も出てくるし、そういうやつらが多いと早く仕事終わらせて帰る人がサボってると思われたりする。そもそも時間に対して給料を貰っていると結果に対する拘りや責任感が薄れてしまうのが何より嫌です。だから私は絶対時間を切り売りする仕事の仕方はしたくありません。

ビジネスマンという和製英語も好きじゃないですが、あえて使います。サラリーマンじゃなくてビジネスマンで在り続けたいと思います!

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